スプレーフロータント依存症

桜前線は東北地方を北上しており、間もなく津軽海峡を渡ることになりそうです。関東甲信越の山々はすでに若葉に覆われ始め生命感が漲る季節。待ちに待った、本格的なドライフライの好機到来といったところでしょうか。

とは言いながらも、何かと予定が入って丸々1日を釣りに費やせない昨今。お気に入りの山岳渓流に早朝から出向き、数時間をブラインドの叩き上がりに徹するってことが増えております。昼前に上がれば、午後の別件をこなすのもさほど難しくないですからね。 続きを読む スプレーフロータント依存症

頭は1つと知りながら…

釣行の際、陽射しや不慮のトラブルを避けるために欠かせないのが帽子です。でもってワタクシの場合は、キャップを被ることが続くとハンチングに目移りし、それも束の間に今度はハットが欲しくなる…。頭は1つしかないのは判っているけれど、気になるものを見つけるたびに買っていたら、いつしか溢れてきました。

不思議なもので、それを被っていると何故だか良い思いができるものと、逆に釣果に恵まれないばかりか転倒水没などのトラブルも多発するものがあるんですよね。決して帽子のせいじゃないんだけど、ついついゲンの良いものに手が伸びるため、部屋に常に20以上が転がっていながら、いつも決まって同じものを被っているような…。 続きを読む 頭は1つと知りながら…

毎度の川は雪の中

3月24日の土曜日、午前だけフリーの時間ができたのでドライブがてら毎度の川の様子を見てきました。一応、釣り道具はクルマに積んでいたけれど、地元の知人諸氏から「季節外れの雪が積もっちゃったから上流域は厳しいよ」との事前連絡があったので、最初から諦め気分です。

鹿留林道のゲート脇にクルマを停め、歩くこと20分。虹の木橋までは工事車両が行き来するので除雪されていたけれど、そこから先は一面の銀世界。随分と降ったんですね。途中でエサ釣りの2人組がいたので話を聞いてみると、まったく反応がなく、しばらく休んで気温水温が少しでも上がる午後に期待すると言ってました。 続きを読む 毎度の川は雪の中

ダウンセーター

3月は、その日の気候によって寒暖差が激しく、着るものに悩みます。関東周辺では、汗ばむような陽気に恵まれることもあれば、底冷え激しく小雪がチラつく日もありますからね。

足腰周りは、薄めのヒートテック+フリースタイツ、さらにウェーダーを着用するのがこの時期の定番スタイル。上半身は吸汗速乾系の長袖インナー、キャスティングシャツ、フリースセーター、アウタージャケットと重ねることが多いかな。

悩むのは一番外側のアウターで、ライトシェル、レインジャケット、ダウンセーターなど街着兼用のものや、大型ポケットやネットホルダーの付いた厚手のウェーディングジャケットなんかをクルマに突っ込んでおいて、現地の気温や空模様に照らして最適なものを選ぶことになります(身軽でいたいけれど、テンションダウンにつながる寒い思いだけはしたくない)。 続きを読む ダウンセーター

オレンジ色のニクいやつ

私の場合、下ろしたての釣り道具がピカピカなのも束の間、すぐにあちこち傷だらけになってしまいます。ロッドならばグリップエンドの金属パーツにおびただしい置き傷が付くし、リール も外周にはじまって塗装剥げや細かい凸凹が増すばかり。

飾り物じゃあるまいし、道具は使ってなんぼ。愛着もって酷使してこそ価値がある。すべては“味”のうち──と割り切っているのですが、少しばかり劣化が早いような…。とどのつまり、私の扱いがあまりにも雑なんじゃないかと思い至るのです。 続きを読む オレンジ色のニクいやつ

Okaピンを再入手

前回、お気に入りの帽子を失くして再購入した件を書きましたが、解禁を前に買い直したものが他にもあります。

それは「okaピン」。プラスチック製ツイーザーの先端内側にフェルトが貼ってあって、ジェル(ペースト)状フロータントをフライに塗布する時などに何かと重宝するアイデア商品です。 続きを読む Okaピンを再入手

ワックスコットンの帽子

5年ほど前だったでしょうか。釣り雑誌(Fly Roddersだったかな?)の新製品コーナーに小さく出ていたのを見て興味を覚え、早々に手に入れたハンチングキャップがありました。とても気に入って愛用していたのですが、昨年の秋頃にから何故か見当たらないのです。

部屋の大規模な模様替えの際にどこかにしまい込んでしまったのか、それとも出かけた先に忘れてきてしまったのか…。他にも帽子はたくさんあるんだけど、愛着があっただけに寂しさがぬぐえません。 続きを読む ワックスコットンの帽子

大型ルーペでタイイング

老視は進む一方で、タイイング時なんぞはバイスのジョーの先端あたりにうまくピントが合わなくて苦慮します。やむなく、ハズキルーペのような拡大鏡、あるいは老眼鏡の類を着用するわけですが、最近はもの忘れも多くなって、いざ必要とする時に「あれ、どこに置いたっけ?」なんてことになりがちです。

という背景から、タイイングデスクに据え置き型のルーペを設えようと思い立ちました。その昔、エンフレンというメーカーが「EF-200」という型番のLED照明付きデスクルーペを市場展開していて、今思えばこれがベストなのでありますが、残念ながら製造中止で手に入りません。買っておけばよかった…。 続きを読む 大型ルーペでタイイング

7ftのバンブー

よく行く山岳渓流で取り回しがよいのは7ft台前半のロッド。木の枝が川に覆いかぶさる場所が目立ち、葉が密に生い茂る季節にもなると、7ftジャストの出番ばかりが多くなります。

川幅狭い流れを、小場所を拾うように進む釣り。大物がガツンと来ることはほとんどなく、20〜24センチほどのヤマメ・イワナを相手に楽しむには、ちょうどよい長さなのです(季節が進んでスレちゃうと、小さな1匹をものにするだけでも大変で修行のような展開になるのですが…)。気が向いて藪沢に入る時も何とかしのげますしね。 続きを読む 7ftのバンブー

防水シートカバー

川に到着して釣り上がり始めてみたものの、ややもして先行者の存在に気付いたり、理由が分からずとも反応が芳しくなかったした時は、やむを得ずクルマで大きく場所を変えることになります。

そんな際、深い立ち込みなんか滅多にしないので社内を濡らす心配はほぼないのですが、藪漕ぎや高巻きで腰わまりが泥だらけってなことは珍しくないので、ウェーダーのままシートに直に座るのはそれなりに気を遣います。 続きを読む 防水シートカバー