ダウンセーター

3月は、その日の気候によって寒暖差が激しく、着るものに悩みます。関東周辺では、汗ばむような陽気に恵まれることもあれば、底冷え激しく小雪がチラつく日もありますからね。

足腰周りは、薄めのヒートテック+フリースタイツ、さらにウェーダーを着用するのがこの時期の定番スタイル。上半身は吸汗速乾系の長袖インナー、キャスティングシャツ、フリースセーター、アウタージャケットと重ねることが多いかな。

悩むのは一番外側のアウターで、ライトシェル、レインジャケット、ダウンセーターなど街着兼用のものや、大型ポケットやネットホルダーの付いた厚手のウェーディングジャケットなんかをクルマに突っ込んでおいて、現地の気温や空模様に照らして最適なものを選ぶことになります(身軽でいたいけれど、テンションダウンにつながる寒い思いだけはしたくない)。

最も登板頻度が多いのはダウンセーターでしょうか。軽い割には暖かく、いざとなれば河原で脱いでベストの背中にコンパクトに収容できるのが魅力です。内側に着ているものの素材によってはキャスティングのたびに静電気を蓄えることになるけれど…。

何かと重宝するダウンセーターとしてパタゴニアのを長らく愛用してきましがた、あちこちくたびれてダウンが抜けるようになってきたし、ライトグリーンが色褪せてきたので、新調しました。「あ〜、そろそろ新しいのが欲しいなぁ」と前々から口にしていたものの、一気に春めいて機を逸した感がぬぐえないこのタイミングで 買い替えることになった理由とは──。

愛用してきたPatagoniaもそろそろ限界に

それは先の日曜日のこと。鶴川から帰宅して一息ついた時、家人から唐突に「今、吉祥寺のL.L.Beanにいて、お買い得品があるんだけどいる?」と電話があり、ややもしてLINEで候補商品の写真が次々と送り付けられて来たのでした。電話口のテンションの高さから、明らかにアルコールが入っていることが判ります。

想像するに、仕事仲間との飲み会が早めにお開きとなり、酔い覚ましの散歩ついでに件のショップにお立ち寄り。イケメンスタッフと目が合ってラッキーとばかりに話し込んでいるうちに、ダウンセーターがディスカウントされているのを見つけたんじゃなかろうか。本当はFinetrackやARC’TERYXなどに関心があったけれど、買ってくれるんだからラッキーであります。

でもって送られてくる写真を見ながらチャットで相談し、最終的に選んだのが「ウルトラライト 850 ダウンセーター(カラーブロック)」の赤系色(Dark Red / Deep Port)です。それから小一時間も経たぬうちに、上機嫌の“小虎”が紙袋を手に帰宅しました。

新調したL.L.Beanのダウンセーター

気になったのはフィッティングせずに決め打ちした「S」というサイズでしたが、結果的にはドンピシャでございました。なんでも、私と体格の似たスタッフ氏を呼んできて取っ替え引っ替え当てがったそうで…(笑)。さぞかし、閉店間際をかき回す変な客に映ったことでしょう。

その後、改めて細部をチェック。胸ポケットの内側上部に小さなスリットホールがあって何だろう?と思ったら、スマホ等のイヤホンケーブルを通すためのものみたい。もう一つ気になったのが前身頃の内側(左)に設けられた大型ポケットのジッパースライダーが内と外、2つ付けられていたこと。どうやら、このポケットが収容ケースになる設計で、全体を押し込みながらグルっとひっくり返せばコンパクトにまとまるってことみたいです。実際にやってみたら、ティッシュボックスを一回り大きくしたぐらいになりました。

思った以上にコンパクトにたためます

このところ穏やかな天候が続いて、桜の開花も早まっている様子。明日はホームリバーにしている鹿留川(都留漁協)の解禁だけど、この調子だと軽装で済むんじゃないかな(って、明日は平日だけど…)。せっかくプレゼントしてもらったダウンセーターですが、活躍するのはオフの冬季釣場まで持ち越しとなりそうです。

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