度入り偏光グラスを作ってみた

水面のギラツキを抑えるのはもちろんのこと、何かの拍子にフライが目の周りに飛んできた時の保護という観点でも、欠かせないのが偏光グラス。近視&乱視でメガネを常用しており、コンタクトレンズなんぞ使ったことないので、どうしても欲しくなるのが度入りの偏光グラスなのです。

これまではと言えば、普段使いのメガネにクリップオンするものや、スポーツサングラスの内側に度入りレンズ用の別枠を備えたものなどを、あれこれ試してみました(詳しくはこちら)。ここ数年は、ゾフの「Zoff FISHNG」やクーレンズの「AVENTURA」 を着用することが多かったかな。

いずれにしても、視力矯正と偏光処理のレンズが別体になっているものばかりです。両目それぞれに2枚のレンズがあるってことは、裏表で数えて計8面。のべ面積が広いほどホコリや汚れ、傷、場合によっては水滴などが付く可能性が高まるわけであって、スッキリ見える状態を維持するのは大変なわけですよ。

ってなことで、(視力矯正レンズに偏光フィルムを一体化させた)“1枚もの”の「度入り偏光グラス」が気になっていたのでありました。まぁ、価格相応と割り切って使ってきたものが多かったので、世間一般にいう高級品って、さぞかし視界がクリアなんだろうなぁと漠然と憧れていたのが正直なところです。

世界的大手で定評があるKodak、釣り業界にうまく絡んでいるTalex、ここのところ人気上昇中のCombex…。このあたりのレンズを選んでおけば、クオリティ的には満足いくんじゃなかろうか。とりあえずはメガネ屋さんに相談しようということで正月明けの2日に向かったのが新宿の和真です。以前、普段使いのメガネをオークリーのフレームで作った際、その丁寧な対応がとても感じ良かったんですよね。

サングラス関係を扱っているのはANNEX館。2Fフロアに上がってみると、その一角にTalexコーナーがあるじゃないですか(あまり下調べしていなかったけど、こちらの店舗はTalexのPROSHOPとして認定されていたのでありました…)。この時点で、選択肢としてTalexがぐっと有力になったわけですが、まずは主に渓流釣りで使うことを伝えて、スタッフ氏の意見を伺うことに。

条件としては挙げたのは、主には以下。

  • かなり暗い条件でも使いたい
  • なるべく傷がつきにくいものがよい
  • フレーム形状や総重量などは二の次

色々と相談した結果、ガラスレンズGLP66シリーズの「イーズグリーン」がよいのではということに落ち着きました。表裏ともに、傷つき防止のハードコートと、反射防止&撥水のマルチコートが施された製品です。

次は、フレームの選択です。その日にかけていたメガネ(レンズ)の情報から分かるおおよその視力なども照らしながら、度付きのGLP66が問題なくはまるフレームの候補を出してもらい、試着タイム。Talexのオリジナルフレーム「OZNIS」や、ティムコの「SightMaster」など、何本かをとっかえひっかえした結果、最もフィットしたのがSigntMasterの「バリケード(ブラック)」でした。よし、これに決定!あらためて検眼して最適な度数を定め、その日のうちに正式発注を終えました。

しばし時間が空き、加工を終えた偏光グラスが私の元にやってきたのは19日のことでした。閉店間際に駆け込んで店頭でフィッティング。掛け心地に慣れるために、そのまま着用して帰途につきました。

SightMasterの「バリケード」とTalexの「イーズグリーン」(度入り、ガラス)をチョイス

ガラスレンズは重いという刷り込みがありましたが、私の視力矯正に分厚いレンズが不要ということもあって、思ったほどでもありません。汗ばむ季節にずり落ちてくる懸念はありますが、それはその時に対策を考えようっと。

とにもかくにも視界はクリアだし、選択したイーズグリーンは暗めの環境でもよく見えます。釣りの現場で使うのは、もう少し先のことですが、まずは大満足。決して安い買い物ではなかったものの、それだけの価値は十分あると実感したのでありました。

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