偏光グラス遍歴

釣りに欠かせないアイテムの1つが偏光グラス。魚影を探す時はもちろんのこと、川を渡る時に水中の状況を把握したり、下手くそなキャスティングから目を守ったりする上で、とても重宝します。

もとより乱視が強いため、普段からメガネは手放せません。面倒くさがりなので、コンタクトレンズは使ったことがありません。こんな私にとっては、度付きレンズ+偏光レンズを実装できるタイプが現実的な選択肢となります。その時々の気分であれこれ使ってきたものの、未だ「これで決まり」というモノには巡り逢えておりません。とりあえず、これまでの偏光グラス遍歴を振り返ってみます。

◆マグネット式アタッチメントタイプ

最初に入手したのは、通常のメガネの前面に、ぴったりフィットするエクストラフレームをマグネットで取り付けるタイプです。標準で付いていたのは単なる色付きレンズだったので、偏光タイプに変更しました。

製品によると思いますが、ちょっとぶつかった程度でエクストラフレームが外れてしまうのが難点。あやうく流れの中に落としそうになった経験が幾度となくあります。対策として、短めのモノフィララインでフレームと結んでいたこともありますが、不格好なのでやめました。

◆後付けクリップオンタイプ

偏光グラス単体で市販されているタイプ。常用メガネのレンズ部分にクリップで固定して使うもので、フリップアップ(跳ね上げ)することも可能です。

メガネレンズとの形が合えばさほど違和感ない外見となりますが、やはり何というか、“後付け感”は否めません。気付かぬうちにセンターからずれていたりすると、間の抜けた表情を醸し出してしまいます。

スポーツグラス(度付きレンズ連動)タイプ

「ClipOn」の名称でネットで売られていたスポーツタイプの偏光サングラスです。キャップのツバに固定できる仕様が気に入って購入しました<通常のサングラスとして使うための左右アーム(=ツル)も標準同梱>。

偏光レンズの内側には度付きレンズをはめ込んだセルフレームを装着することができます。ただし、その構造上、偏光レンズをフリップアップすると度付きレンズも一緒に動きます。つまり、ドライブ中にトンネルに入った時など、偏光グラスを跳ね上げた瞬間に「裸眼状態」になってしまいます。

◆スポーツグラス(度付きレンズ独立)タイプ

ケィテオプチカが「ComFlex」ブランドで展開しているスポーツタイプの偏光サングラス。先のClipOnと同様に、内側に度付きレンズをセットできます。こちらは偏光レンズをフリップアップしても、度付きレンズは元の位置をキープする構造。先のようにトンネル内でとっさに跳ね上げても、矯正視力で運転できる安心感があります。

ComFlexシリーズは、従来のように「耳にかける」のではなく、耳の内側にフックするというユニークな方式を採用しているのが特徴。個人差はあると思いますが、私は慣れるまでにイヤーパッドが当たる部位が少し痛くなりました。あと経年劣化に伴うイヤーパッドの交換がやや面倒です。

◆釣り専用ジャケットカバータイプ

最近、もっとも登板頻度が高いのが、メガネのパリミキ(三城)とFlyFisher誌(つり人社)とのコラボで商品化された「SP FIT 401」というモデルです。チタンフレームの本体に、ジャケット(偏光グラス一体型のカバーアタッチメント)を装着して使う仕組み。レンズの周囲から余計な光が入り込まないよう配慮されています。

ジャケットは単体でも購入できるので、最初についてきた偏光レンズがグレーのもののほかに、ブラウンも追加しました。軽量でフィット感もよく快適ですが、そのデザインをもってしても光の加減によっては内面反射がやや気になることも。まぁ、これはしょうがないのかな。

◇   ◇   ◇

あと気になる商品があるとしたら、釣り人が最後に行き着くという話もよく聞くレンズ、TALEXですかねぇ。実際に使っている知人によると、実にクリアな見え方がするんだとか。度を入れたTALEX偏光レンズを軽量フレームに組み合わせるのがひとつの理想か…。最近、老眼?の進行が不安定なので踏みきれませんが、視力の変化が落ち着いたら試しに行きたいと考えております。

 

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