エッグフライ~効力と呵責の狭間で

メンバー4人で「釣り大会」なるものに初めて参加しました。この日訪れたのは小菅フィッシングヴィレッジです。

現地には7時半前に到着しました。すでに多くの参加者の方が流れ(といっても渓流を升状に造成して仕切った、いわゆる管理釣り場ですが…)の脇で、今や遅しと準備しています。いやいや、びっくり。皆さん、気合いが入っております。 続きを読む エッグフライ~効力と呵責の狭間で

シーズン2011を省みる

フライフィッシングを本格的に始めてみた今シーズン。その率直な感想はというと…「何でこうも釣れないんだ!?」。これまでのエサ釣りやテンカラに比較すると、釣果がまったく伸びない1年でありました。

釣法うんぬんの話じゃなくて、ひとえに経験不足、つまりは「下手」なのが原因なんでしょう。シーズン当初を思い起こせば、「釣れない」と言うのはおこがましく、「釣りになってない」ってのが妥当なところ。木の枝や竿先に糸を絡ませたり、自分にフライを引っかけたりの連続で、トラブルの対処に圧倒的な時間を費やしてたような気がします。ため息つきながら「もうやめてやる」と幾度思ったことか。 続きを読む シーズン2011を省みる

フラット化する社会(The World Is Flat):鹿留川編

東京近郊の多くの渓流がシーズン最終日となる9月30日。ここ数年は鹿留川に向かうのが恒例行事となっています。そして今年もジーザスとヒレピン子、そして私の3人は休暇をとってラスト釣行に赴いたのでした。

朝からスカッと晴れ渡ったものの、一抹の不安がぬぐいきれません。そう、あの台風12号と15号の影響です。まだ水量が相当多いんじゃないだろうか、濁りも引いてないんじゃないだろうか…。このところ、行く先々の川がかなり荒れていたので、ややナーバスになっている面々。 続きを読む フラット化する社会(The World Is Flat):鹿留川編

そして僕は途方に暮れる

You must lose a fly to catch a trout.
──大きな目的を達するには、小さな犠牲を覚悟せよ

言われるまでもなく、どんだけフライをロストしてもいいから釣れてくれよとの思いで臨んだ日原川釣行だったんですけどね…またしても残念な結果に終わってしまいました。 続きを読む そして僕は途方に暮れる

渓流での意思疎通

A: 「下流は蜘蛛の巣ばっか。そっちは釣れた?」
B: 「確かに雲が厚いなぁ。これじゃ雨が止まねぇぞ」
A: 「えー! アマゴとヤマメだと?」
B: 「言わないこっちゃない。2時までメシ休憩だな」
A: 「はぁ。イワナ? ニジマス?」
B: 「“雨後の荒食い”に期待しますか」
A: 「何だ、ウグイかよー」

これは極端な例ですが、渓流では瀬音に声がかき消され、ちょっと離れただけでもコミュニケーションがちぐはぐになってしまいます。トランシーバーを用意したこともあるのですが、操作が面倒だし水没させるリスクもあるので、結局使わなくなってしまいました。 続きを読む 渓流での意思疎通

トンネル真っ只中

どちらかというと楽天的な性格 ★★★★★
どちらかというと辛抱強い方だ ★★★★☆
どちらかというと無欲でもある ★★★☆☆

大抵のことには飄々としていられる私ですが、そろそろ滅入ってきました。 続きを読む トンネル真っ只中

8月27日。賑わいだけが楽しかった日。

すごく忙しかった8月の仕事も終わり開放感を求めて行ったはずの釣りは、生憎の天気に加え、私が最も苦手とする「濁流の急流」だった丹波川。釣り的には正直爽快感は全く無かったのですが、それでも楽しい一日になりました。ゲストがいっぱいいたので。

ビッグゲスト登場!!

ビッグゲストのパトリック。
ビッグゲストのパトリック。

この日は我々の待ち望んでいたゲストが来てくれました。 続きを読む 8月27日。賑わいだけが楽しかった日。

完封コールド負け

悪戦苦闘、孤立無援、青息吐息、四面楚歌、絶体絶命…。なんつーかですね、まったく歯が立たない感じの「ボウズ」でありました。

8月27日に丹波川にでかけた時のこと。のらりくらりと運転していたせいか現地到着は遅れ気味。さらに、いつも入漁券を購入する商店のおばちゃんが「昨日はずいぶん雨降ったのよ」と言うのを聞いたあたりから、悪い予感はしておりました。 続きを読む 完封コールド負け

脳裏に焼き付いた1匹

それは昨年9月の土曜、いつものメンバーで山梨県の日川に出かけた時のことです。

テンカラで見慣れた渓相を釣り上がり、民宿の下流域にあるちょっとしたポイントにたどり着いたのは11時ころだったかな。個人的に好きなんですよ、この場所。大きな岩陰に身を潜め、イモムシくん毛鉤を流心脇に何投か振り込んだところ…来ました来ました、「ズンッ」という反応。すかさず竿を立てたところ、思った以上の引きです。 続きを読む 脳裏に焼き付いた1匹

8月6日。呆然とした日。

保之瀬(「ほうのせ」って読むんだって)は本当に「山間の集落」って感じの所で、景色も良いし渓相も良い。新しくお気に入りの川になりました。

さて、この日もヒレピン子が絶好調。次から次へと獲物を揚げていきます。
私も小さめのを揚げてはいたんですが、最近流行の「からかわれ病」が再発しかけていたのです。
そんなことではいかん!と、普段はあんまり狙わない所を狙ってみることにしました。
つまり、川岸近くの草が生えている所です。
仕掛けが草に絡まるとそれはもう大変なことになるのでいつもは避けるのですが、そんなことばかりも言っていられません。
それに何だか大きそうなのがいそうな気配もしますしムッフッフ。
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