完封コールド負け

悪戦苦闘、孤立無援、青息吐息、四面楚歌、絶体絶命…。なんつーかですね、まったく歯が立たない感じの「ボウズ」でありました。

8月27日に丹波川にでかけた時のこと。のらりくらりと運転していたせいか現地到着は遅れ気味。さらに、いつも入漁券を購入する商店のおばちゃんが「昨日はずいぶん雨降ったのよ」と言うのを聞いたあたりから、悪い予感はしておりました。

三条大橋近くの川原に降り立ったのは10時くらいのこと。まず本流を少し下って様子を伺ってみると、いつもより随分と水勢が強いし濁りも入ってます。とりあえずドライフライを結んでみるものの、ポイントが絞れず…。岩盤の際や底石がらみの筋を一応は流してみますが、気配がまったく感じられません。最初から敗北感ありあり。本流は諦めることにしました。

一旦、クルマに戻って短いロッドに持ち替え、今度は泉水谷方面に入ってみました。とはいえ、林道をがんがん歩いてから入渓するガッツがなかったので、本流出会いから少し釣り上がった程度です。本流に比べると濁りは少ないのですが、こちらも水かさは3割増しって感じ。午前はとりあえずドライでいってみようと挑んでみたのですが、ランチの集合時間である12:30までの間、反応は皆無です。なしのつぶて。

ランチを挟んで再び川に戻ったのは15時と遅めの時間帯。しかも昼過ぎからポツリときていた雨が本気モードになってきたじゃありませんか。ダメダメ感が漂う中、それでも望みを捨てちゃいかんとニンフ(ルースニング)に改め川面を凝視し続けるも…玉砕。最後の力を振り絞って応援してくれているかに感じた蝉の声も、雨足の強まりと共にひっそりと静まりかえってしまいました。そして雨天コールド負け。納竿。以上。

ちなみに、この日の丹波川が難攻不落だったわけじゃありません。同行メンバーは、エサ釣り/テンカラでしっかりアマゴを掛けてました(最大22cm)。そうなのです。悲しいかな、個人の力量の問題なのです。

気が付くともう9月。残すイニングを完封シャットアウトにされるんじゃないかという焦りが、徐々に現実化しているのでありました。

流れを漂うだけに終始した悲しきフライたち

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