8月6日。呆然とした日。

保之瀬(「ほうのせ」って読むんだって)は本当に「山間の集落」って感じの所で、景色も良いし渓相も良い。新しくお気に入りの川になりました。

さて、この日もヒレピン子が絶好調。次から次へと獲物を揚げていきます。
私も小さめのを揚げてはいたんですが、最近流行の「からかわれ病」が再発しかけていたのです。
そんなことではいかん!と、普段はあんまり狙わない所を狙ってみることにしました。
つまり、川岸近くの草が生えている所です。
仕掛けが草に絡まるとそれはもう大変なことになるのでいつもは避けるのですが、そんなことばかりも言っていられません。
それに何だか大きそうなのがいそうな気配もしますしムッフッフ。

草どもに引っ掛けないよう気を付けながら何度か流していると、急に何だか竿が重くなりました。
おっと、これは掛かっているのか?掛かっていますね?
不覚にもアタリを感じる間もなく獲物が掛かってしまっていたようです。慌てて(しかし焦らないように)竿を立てます。
おぉおぉ、走る走る!
なかなか良さそうな引きじゃありませんか。
バシャッと水面から魚がはねるのが見えました。なんと、黒光りする大きな魚じゃありませんか!
急いで腰に下げたタモに左手を伸ばしつつ竿を右手で更に立てると、
なんてことだ!
お魚さんは針を外してお逃げになってしまったのでした。

暫く右手に竿、左手にタモを持ったまま呆然と立ち尽くしてしまいました。
そういえば魚は空中にいる時にバレやすいとかなんとか聞いたことがあったような、
水面に出てきたから外れちゃったのかなぁとか今日はいい天気だなぁとか
いろいろとりとめもないことが頭の中を回っていましたよ。

この日はこの後はパッとせず、スコールみたいな雨にも遭い、ブヨにも喰われ、何だか散々な日でしたとさ。
いいんだ、坊主じゃなかったから。

保之瀬の渓相。お気に入り。
保之瀬の渓相。お気に入り。

【釣果】
ヤマメ:13cm 1匹/10cm 1匹

【反省点】
確かに雑だった。

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