雪だるまフライを省みる

フライの浮力を高めるケミカルは数あれど、現場での使い勝手の良さでつい頼ってしまうのがスプレータイプのフロータントです。これまで最も多く使ってきたのがティムコのドライシェイクスプレーで、毎年20本近くは消費しているかな。

その機能性にまったく不満はないのですが、たまには違うのも手にしてみようかな、ということで今季はFluxの「KTY3 スプレーフロータント」や「KTY GEKIKONA(激粉) スプレーフロータント」を試しています。

ここのところ使用頻度が高いFlux(kty)のスプレー式フロータント

使ってみての印象としては…駆け出しフライアングラーには「どれも良く浮く」ということしか言えず、それぞれの特性を見極める目は持ち合わせておりません。強いて言えば、GEKIKONAには部分付け用のノズルが付属していて便利かな。これまでも、ドライシェイクスプレーに自分でノズルを後付けしていたことがあったんですが、気がつくと紛失しているなんてことが多かったので。

山岳渓流での釣り上がりでは、浮力や視認性を重視して、エルクヘアカディスやパラシュートパターンにまず手が伸びます。で、脈がありそうなポイントを前にすると、まず、半ば無意識にというか、一連のルーティーンとして、シュ〜っと一吹き。いや二吹き、三吹き。流れに揉まれて沈みませんように、という思いが強い時などは、つい過剰にスプレーしがちで、フライ全体が白くなっちゃうなんてこともあります。

たくさん吹きかければ浮力が持続する(そして釣果につながる)という短絡的な話ではないことを頭では理解しているつもりでも、未熟な私は「ドライフライの釣りなんだから浮かせてなんぼ」ってな的ハズレな思い込みが時に勝って、粉まみれの“雪だるまフライ”を投じてしまうのです。

そんな雑なことをやっていても、ラフな流れでは反射的に喰ってくる、そして偶然にも鉤がかりする魚がいるので始末が悪い。「釣れた」という結果に満足して、フロータントワークを省みることになかなかつながらないのです。本来は、理想とする浮かせ方があって、それに近づけるアシスト役が各種ケミカルなのでしょう。なるべくフロータントに頼らずに済むようにフライを巻く時からマテリアルやバランスに気を遣うべしという声も聞こえてきそうです。──分かっちゃいるけど、なかなか実践できないんですよね。

下手すると1回の釣行ででスプレー1本を使いきってしまう今日この頃。経済性の観点からも、そして何より、フロータント依存症?からの脱却を図るためにも、何か工夫が必要です。次回釣行では、スプレーそのものを取り出しにくいポケットに収納しておこうかな。

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