イタリア製の鼻メガネ

ティペットがアイに通らない──。進行する一方の老眼問題については、これまでもしばしば書いてきました。フライ交換が億劫→マッチしていないと感じながらも使い続ける→釣果に繋がらず場を荒らす、という展開を避けるためにも、拡大鏡/老眼鏡の類が欠かせません。

別エントリーの「あいを貫くのに必要なもの」「今期の便利グッズ~クリックリーダー」などで書いたように、これまで色々と試してきました。個人的にはFlipFocalがお気に入りで、いつも釣りの時に着用するキャップに付けっ放しにしています。ただし、その構造上、「ツバがある帽子」が前提になるので、寒いこの時期にニット帽を被りたいとなると使えないんですよね。

そんな時の代替品にも一長一短があります。「Clic Readers(クリックリーダー)」は大きめの偏光グラスを着用している際の使い勝手が悪いし、「clip & read」はドイツ製ということもあって?私の顔幅には合わない、ってな具合です。帽子に装着するタイプではなく、偏光グラスをかけたままサッと使える優れものはないだろうか

目に止まったのがサンスイさんにあった「SOS」なる商品です。イタリアのnannini(ナンニーニ)社が企画した小型軽量の鼻メガネ型シニアグラス。本体は名刺サイズほどでかさばりませんし、何と言っても4gという軽さが際立ってます。いざという時に取り出して鼻先にちょんと挟めば、手元が大きく見えるってこと。偏光グラスをしていても、下目遣いに頬との隙間から覗けちゃうのがいいですね。

税別3,000円で販売していたSOSの別注品
こんな風に鼻先にかけて使います

私が手にしたのは、リアルサイト・プロジェクト(RSP)という会社さんが関わった別注品らしく、メガネ本体のほか、首から下げるための紐、クリーニングクロス、合皮ケースがセットになっておりました。おそらくは釣り好きの方がいるのでしょう(偏光グラスなどに主軸を置くRSPさんのサイトを見ると、FlyFishing関連の姉妹サイトへのリンクもあります)、取説にもフライマンが登場されておりました。

度数にいくつかの種類がありましたが、使い慣れたFlipFocalに倣って「+2.5」をチョイス。自宅に帰ってから試してみるとバッチリでした。頑丈そうな作りではないので雑な扱いは禁物だけど、首から下げっぱなしにしておいて必要になったらすぐ鼻にセット、そんな使い方をしている限りはそこそこの耐久性があるんじゃないかな。早ければ、明日にも現場に持ち出す予定です。

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