ライツロイヤルを巻いてみた…

いくつもの仕事に追われているうちに8月も残り僅か。夏休みを取ることもできずに、あっという間に日々が過ぎ去っていきます。瀬音やセミの声を聞きながらロッドを振れる日は来るのだろうか…。

それでも先の日曜の午後、久々にオフの時間帯ができたのでフライを巻くことにしました。春先に集中的に巻いたストックが心細くなり、このままでは、いざ釣行という展開になった時に困りそうだったのです。

まずはパイロットフライとして使うことの多い、ソラックスパターンを5本ほど。時間があるときはバイオットボディにすることもあるんですが、今回はスーパーファインダビングのみの手抜きバージョンにしました。

そうそう、作業の途中で気がついたのですが、ハックルプライヤーが見つからないのです。いつだったか、バイスに装着しているダストボックスにたまったゴミ(マテリアルの断片)をティッシュで丸めてポイっとしたんだけど、その時に一緒に捨てちゃったのだろうか。指で代用できるとはいえ、無いと無いで不便なもんですね。

それはさておき、次は何を巻こうか…。8〜9月というと、基本的にはテレストリアル系ってなことになるのかな。フライボックスを確認すると、アリを模したものは何本かストックがあったので、もっと別の何かを…と、手元の本を参照していて目に止まったのが「ライツロイヤル(Wright’s Royal)」なるフライです。

名前から推察するに、往年の銘パターンの1つ、ロイヤルコーチマン(Royal Coachman)の派生系なのかな。オリジナルはPhillip Wright氏によるものらしい。緑煌めくピーコックハールと赤系フロスで作るメリハリボディは、“ロイヤルファミリー”に共通のもの。その上に獣毛のダウンウィングを取り付け、前部にハックルを巻くというのが基本構造のようです。

これまで使ったこともないし、そもそもクラシカルな?パターンって巻こうと考えたことがなかったような…。それでも、何の弾みか、その時は「これだ」と感じるものがあったのです。手元に、必要となりそうな素材はすべてあったので問題なし。

さて、タイイング。要領を得ぬまま、とりあえずTMC100(#14)に巻いてみました。うーん、全体のバランスというかプロポーションにセンスなし。それと、EHC(エルクヘアカティス)の時もそうなんだけど、ウィングがバラけないようにフックシャンクの真上に止めるのって苦手なのであります。

結果、微妙な仕上がりに。細部のガサツさが拭えず、高貴さが漂う名前とは裏腹に、育ちの悪さを強調するようなフライになってしまいました。やっぱり回数を重ねないとダメですな。構造上の問題もあって、キャスト中に風車のようにクルクル回ってしまう気もします。そうなったらハックルの下半分を現地でカットして調整かな。

それでも、夏の捕食対象<アリ、バッタ、毛虫、我、甲虫などなど>に見えなくもない。元来、Wright’s Royalは“何となくエサっぽいもの”をコンセプトにしているようだし、最初にしては上出来か!? ──次回の釣行で、魚たちが評価を下してくれることでしょう。この週末にも試したいんだけど、天気が芳しくないので、しばし先送りとなりそうです。

初めて巻いたライツロイヤル。こんなんでいいのかな?
初めて巻いたライツロイヤル。こんなんでいいのかな?

「ライツロイヤルを巻いてみた…」への2件のフィードバック

  1. はじめまして、ひろしいいます。
    ブログたまに拝見させていただいています。
    フライを始めたばかりです。
    最初にエルクヘアカディスを作りました。
    エルクヘアを使ったフライを
    探していたので、
    この記事を参考に巻いてみたいと思います。
    かっこいい名前ですね、ライツロイヤル。

    1. ひろし さま
      コメントありがとうございました! 当方もまだまだ駆け出しですが、釣行を重ねるたびに面白さと深み?を実感しております。今後とも宜しくお願いします。(ドングリ)

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