フラット化する社会(The World Is Flat):鹿留川編

東京近郊の多くの渓流がシーズン最終日となる9月30日。ここ数年は鹿留川に向かうのが恒例行事となっています。そして今年もジーザスとヒレピン子、そして私の3人は休暇をとってラスト釣行に赴いたのでした。

朝からスカッと晴れ渡ったものの、一抹の不安がぬぐいきれません。そう、あの台風12号と15号の影響です。まだ水量が相当多いんじゃないだろうか、濁りも引いてないんじゃないだろうか…。このところ、行く先々の川がかなり荒れていたので、ややナーバスになっている面々。 続きを読む フラット化する社会(The World Is Flat):鹿留川編

己の振り見て、我が振り直せ

台風15号の爪痕は深く、あちこちの川はまだ相当に荒れている模様です。先の週末は秋分の日をからめた3連休でしたが、このタイミングでの釣行は早々に諦めたHOOK & COOKでありました。

それにしても澄んだ秋空はどこまでも高い。早起きした日曜日、どうしてもロッドが振りたくなって、近くの空き地に向かうことにしました。ついでにビデオカメラも持って“自分撮り”を敢行することに。前々から己のキャスティングを客観的に見てみたいと思っていたんですよね…。 続きを読む 己の振り見て、我が振り直せ

そして僕は途方に暮れる

You must lose a fly to catch a trout.
──大きな目的を達するには、小さな犠牲を覚悟せよ

言われるまでもなく、どんだけフライをロストしてもいいから釣れてくれよとの思いで臨んだ日原川釣行だったんですけどね…またしても残念な結果に終わってしまいました。 続きを読む そして僕は途方に暮れる

渓流での意思疎通

A: 「下流は蜘蛛の巣ばっか。そっちは釣れた?」
B: 「確かに雲が厚いなぁ。これじゃ雨が止まねぇぞ」
A: 「えー! アマゴとヤマメだと?」
B: 「言わないこっちゃない。2時までメシ休憩だな」
A: 「はぁ。イワナ? ニジマス?」
B: 「“雨後の荒食い”に期待しますか」
A: 「何だ、ウグイかよー」

これは極端な例ですが、渓流では瀬音に声がかき消され、ちょっと離れただけでもコミュニケーションがちぐはぐになってしまいます。トランシーバーを用意したこともあるのですが、操作が面倒だし水没させるリスクもあるので、結局使わなくなってしまいました。 続きを読む 渓流での意思疎通

イメージトレーニングか幻想癖か

人は、何事かに没頭すると周囲の風景の中に“独自の世界”が見えるものらしい…。名付けて熱中性幻想シンドローム?  「人は」なんて書いて一般化してみたものの、もしかしたら自分だけかな?

ずいぶん前、携帯ゲームのテトリスにどっぷり浸かっていた頃には、「浴室のタイル張り」や「高層ビルの窓」の配列の中に、テトリスのブロックが浮き出るように見えたものです。
──「あっちを左隅に追いやって、こっちを右90度回転させて落とせば2段消し!」 続きを読む イメージトレーニングか幻想癖か

お守りのご利益

目の前に「お守り」があります。ジーザス&ヒレピン子の紹介で顔を出すようになったバーのマスターの粋な計らいで頂戴した品です。

半年ほど前からご用意いただいていたようですが、なかなかタイミングが合わず…。別途、店に出向いたご両名に託され、私の手元にやってきたのでした。先週の水曜日のことです。 続きを読む お守りのご利益

トンネル真っ只中

どちらかというと楽天的な性格 ★★★★★
どちらかというと辛抱強い方だ ★★★★☆
どちらかというと無欲でもある ★★★☆☆

大抵のことには飄々としていられる私ですが、そろそろ滅入ってきました。 続きを読む トンネル真っ只中

KAVUをかぶって悟ったこと

部屋の片隅に、放置されて久しい帽子が転がってます。

KAVUの「CHILLBA(チルバ)」。日本の菅笠というかベトナムのノンラーというか…。真上から見るとまん丸、真横から見ると二等辺三角形。つまり円錐型をしたユニークなデザインが特徴です。 続きを読む KAVUをかぶって悟ったこと

フックが無くてもタイイング

四国・中国地方を縦断し甚大な被害をもたらした台風12号。その影響は関東にも及んで、さすがに先の週末は釣りどころじゃありませんでした。

土曜日、都心の雨量はさほどでもなかったのですが、ネットでチェックしてみると近郊の山間部はかなりの荒れ模様。奥多摩方面へいつも使う青梅街道(国道411号線)は古里あたりで通行止め。中央道、圏央道も一部に不通区間があります。加えて、鹿留や小菅村、丹波山村といった土地勘のある場所には、避難指示あるいは避難勧告が出された区域もあり、相当の風雨が吹き荒れている様子です。 続きを読む フックが無くてもタイイング

完封コールド負け

悪戦苦闘、孤立無援、青息吐息、四面楚歌、絶体絶命…。なんつーかですね、まったく歯が立たない感じの「ボウズ」でありました。

8月27日に丹波川にでかけた時のこと。のらりくらりと運転していたせいか現地到着は遅れ気味。さらに、いつも入漁券を購入する商店のおばちゃんが「昨日はずいぶん雨降ったのよ」と言うのを聞いたあたりから、悪い予感はしておりました。 続きを読む 完封コールド負け