フルーガーメダリストの左手巻きカスタマイズ

年末に購入したフルーガーメダリスト(Pflueger Medalist)1492。今時のリールとしては珍しく、右手でリールを巻く仕様に固定されているので、今回は「左手巻き」にカスタマイズしてみました。

施した加工は大きく2つです。

  • ブレーキ用カムのセット角度変更
  • ラインガードの逆サイドへの移設

左手巻きに変更するのに必須なのはカム角度の変更のみ。ラインガード(ガイド?)については、どちらかというと見た目の問題であり、機能的には必ずしも必要ではないと思います。

ブレーキ用カムのセット角度変更

まずスプールを外し、リール本体を分解します。といってもマイナスドライバーでネジを外していくだけの簡単な作業。リールフット、リアプレート、フロントリム、ピラー、ラインガード(4パーツで構成)などがバラバラの状態になります。

分解したリアプレート。ラチェット機構のカムの角度を変えて左手巻き仕様にします

リアプレートの内側を見ると、バネ+カムで構成されるブレーキ機構(ラチェット)が上下2カ所にあります。こいつがスプール側の歯車に一定のテンションをかける仕組みになってるんですね。リールフットから遠い方はスペア?としての存在なのか、デフォルトではブレーキが機能しない(歯車にあたらない)角度にカムがセットされています。これはそのままにして、今回は「リールフットに近い方のカム」の設定位置を変更します。

ここで邪魔になるのが、カムの勝手な回転防止?(そんなことが起きるとは思えないけど)のために脇に打たれているピンの存在です。こいつを、小さなハンマーでトントン叩きながら外側に追い出します(完全には抜かない)。

で、いよいよカムの設定変更。左手でリールを操作する際に「ラインが出ていく時に高負荷、巻く時に低負荷」になるように、軸を中心にカムをぐりっと回転させます。言葉で書くと分かりにくいのですが実際のラチェットの仕組みを見ると割と簡単に判断できます。そもそも構造的に3つのポジションしか取りえませんし…。

念のため、スプールをセットして動きを確認しておきましょう。OKならば、先のピンを外から打ち込んで元に戻しておきます。もし、ラチェットのテンションだけを左手巻き仕様に変更するということであれば、ここで分解したパーツを組み直せば作業は完了です。

ラインガードの逆サイドへの移設

続いて、ラインガードの位置変更に取り掛かりました。こいつはリアプレートとフロントリムの間に挟み込んでネジ4本で固定する仕組みになっているので、移設には新たにネジを通すための穴を開けなければなりません。

こんな感じで穴あけを完了。狙いを定めたら、一気にドリリングしてしまうのがコツかも

最初はリューターでちまちま削っていこうと考えていましたが、結果的には電動ドリル+金属用ビット(2.6mm)で一気に穿孔する方が効率的でした。リアプレートとリムに最初からあるネジ穴の位置をぴったり合わせてクランプでがっちり固定し、2枚一挙にドリリングするのです。

アバウトな性格なもんで、1つめの穴はデフォルの位置から左右対称になるように感覚的に決めました。ラインガードのサイドパーツをあてがえば、2つめの穴位置は自ずと決まるだろうということで…。実際の穴あけ作業は、最初こそ緊張したものの、意外とすんなりできちゃいました。ここまで来れば一安心です。

ネジ頭の座りがよくなるように、一応、開けた穴の周りを「ざぐり」しておきます。私はリューターと砥石ビット?を使ってみました。このあたりは、もっとうまい方法があるかも…。最後に、すべてのパーツをネジ止めして元に戻せば作業終了!左手巻きメダリストの完成です。

愛好家の中には、塗装を剥がしたり、ハンドルやピラーを変更して「アンティーク風」に加工している人も多いようで、こちらもまたいつかトライしてみようかと…。いかんいかん、また本来の釣りとは微妙に違う方に興味が向かっていってるぞ。

これで左手巻きメダリストの完成。クリック音が微妙に変わったような気もするけど…
使った道具類。ラインガード移設のための穴あけ作業は、最終的には電動ドリルを使いました

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