2011年 使ってみて良かったもの Best 3

早くもあと半月で、いよいよ今年もシーズン開幕。そろそろ逸る気持ちを抑えつつ、装備の確認でも始めておきたいところです。年々何かしら増えていく装備類ですが、今年も買い足していくことになるのかしらとは思いつつ、2011年に「使ってみて良かった」と個人的に思ったものベスト3をご紹介したいと思います。

1. ヒップウェーダー

ヒップウェーダー
Rivalleyのヒップウェーダー。購入したのは一つ前のモデル。

正確には2010年のシーズン後半から使い始めましたが、これが一度使ったら止められない良品。渓流釣りで、ポイントを求めて移動するならばウェーダーは必須のギア。川にザブザブ入っていったり、濡れた石場でのスリップ防止には無くてはならない必需品です。

最初に買ったのはオーソドックスに普通の安いウエスト・ハイのブーツ一体型。そこそこ使い倒して、靴底のフェルトが完全にペロッと剥がれたところでその使命を全うしました。次に使ったのは、誕生日に頂いたチェスト・ハイのセパレート型。ウェーディングシューズを自分で買って使い始めました。セパレート型と言えば、プロの方々をはじめ上手そうな人達が使うヤツです。自分もちょっと上手くなったような背伸びしたような気持ちで、使い始めこそは嬉しかったのですが、チェスト・ハイ故の中のムレ、そしていかんせん頂きもの故の悲しさ、サイズが合わず、足が極度に圧迫されて、歩くこともままならなくなってしまったので、使用を諦めました。で、シーズン中だったので速攻で買い替えなければならなくなり、店に吊るしてあった一番安い現品のヒップウェーダーをチョイスしたのです。といっても、ヒップウェーダー自体は前から気になっていたのですが。

ヒップウェーダーの利点は2つ。一つは脱着が容易であること。腰まであるウェーダーに比べると、釣り前後の着替えはまさに瞬殺。格段に便利になりました。もう一つは通気性。元々汗っかきなので、夏場など長いウェーダーでは汗を溜めながら歩いているようなものだったのですが、ヒップウェーダーにすることでそれもだいぶ解消されました。それら2つの利点を最も活かせるのが、実は昼食どきです。なんと、昼食時には他の人を尻目にウェーダーを脱いで汗を乾かすことが出来るのです。

欠点はご想像の通り、足までの深さしか水に入れないこと。

 

2. ウォータープルーフ マップケース

マップケース
HIGHMOUNTのウォータープルーフ(防水)マップケース。

ドングリ隊長に「2万5千分の1の地図でも入れるの?」と聞かれました。

勿論、地図を持って歩く訳ではありません。以前から何か良い手は無いものかと思っていたのが、「釣り上げた魚を効率的に採寸する方法」でした。魚は人間の手の温度で火傷する、と聞いた時はかなりビックリしたものです。いつも採寸に手間取って、測り終わった頃には魚はグッタリ、という申し訳ない場面も多々あったので、なんとかしたいと思っていたのです。隊長はアクリルで立派なゲージを作っておられますが、こちらは持ち運びに便利なものを探していました。丁度アウトドアショップを散策していた時に、偶然見つけたのがこのマップケースです。理想にピッタリでした。

測り方はいたって簡単。魚をマップケースに入れてやればケースのグリッドで大体の大きさが一目瞭然です。細かい寸法は必要ないので、グリッドは1cm刻みで充分です。紐などの使わない部分は切り飛ばし、水抜き穴を1箇所開けて使用しています。使わない時にはくるくると巻き上げて尻手ベルトで止めておけば、腰などにぶら下げておけるので邪魔になることも無く。尺が測れないのが玉にキズですが、尺が釣れたことも無いので問題ありません(泣)

魚を釣ったら、取り敢えず川の水と一緒にこのマップケースに突っ込みます。極端な話、針を外す時を除けば、魚に触るのはこの瞬間だけになりました。後はサイズを見ようが写真を撮ろうが自由自在です。お陰で魚は始終生き生きと、リリース時には元気に旅立つようになりました。

去年何回か使っただけで速攻無くしてしまったのが情けない。今年は2号機が出動します。

マップケースで撮った写真。
マップケースで撮った写真。落ち着いて撮影出来ます。見栄で大きめの魚の写真を使用しております。

 

3. ウェーディングスタッフ

ウェーディングスタッフ
AXISCOのウェーディングスタッフ。意外に重宝。

足腰に爆弾を抱える身としてこれも前から欲しいとは思っていたのですが、特に去年は荒れた川に遭遇することが多かったので、思い切って購入してみました。山道や渡河時に心と体の支えとなってくれます。ゴム紐が中に通っていて、ホルダーから出して一振りするとシャキーンと伸びます(ちょっと誇張気味)。全体重を掛けるには若干不安もありますが、2、3回の使用回数のうちでも「持ってて良かった」と思うこともしばしば。水量の多い流れの速い川では充分にその威力を発揮してくれました。正直、こいつを持っていてすらも動きが取れなくなりかけたこともありましたが、持っていなかったらそれはきっと大変なことになっていたのでしょう。

また、支えとして以外にも、これから渡ろうとする場所の深さや川底の様子などが判るというのが、意外に頼もしい。他の人に川の深さを示すこともできるのです。それはそれで大事なことだと思う今日この頃。常に必要な訳でもありませんが、なるべくなら持っていたいギアの一つです。持ち手部分にネジが切ってあり、カメラの一脚として使えるところもミソ。まだ試したことはありませんが。中のゴム紐の劣化だけが心配です。

 

ということで、去年使ってみて良かったもの3点でした。お気に召したモノがあれば、是非使ってみてください。

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