3番ロッドの呪縛

いつもは川幅が狭くて落差のある山岳渓流ばかりだけど、目先を変えて本流域に出かけてみようかな。北海道への帰省ついでにネイティブレインボーに挑むことも何とか実現しなければ──。シーズンオフ恒例のランディングネット作りに勤しんでいると、来季の妄想が頭の中で膨らみ始めます。

規模が大きく開けた川での釣りとなれば、それなりのタックルも必要だろうか…。釣り仲間が集うイベントでの席上、「桂川本流で長めながら1〜2番指定のロッドを試したら効果抜群だった」という話を聞いて興味津々。一方、「十勝でいろんな釣りをやったけどスイッチロッドが重宝した」との経験談になるほどなぁと相打ちを打つ。自分のスタイルが確立していない釣り人は、何かにつけて他人の影響を受けやすいのです。

そうしているうちに、物欲が蠢きだして「とりあえず情報収集のためにショップ巡りでもしようかな」なんてことになるのが年の瀬の行動パターン。先の金曜日も、仕事の移動途中に空き時間ができたので、近場にあった店舗にふらりと立ち寄ることとなりました。スタッフ氏と釣り談義でもしながら次のアポまで時間調整できればいいかな、ぐらいの軽い気持ちです。

でもって店頭のロッドコーナーに行くと、せいぜいナナハンまでの3番ロッドという毎度ながらのスペックのものばかりが気になってしまいます。いかんいかん、来期は少しは趣向を変えてみようということだったんだ。と自分に注意喚起しようとしたタイミングで手に取ったロッドに一目惚れしてしまいました。

それはORVISの「Superfine Glass 703-3」。その名の通り、7ft/#3/3psのグラスロッドです。モスグリーン(鶯色?)のブランクカラー、その長さにしては太めのバット部と、個人的な第一印象としてはシャープさはなかったのですが…実際に振ってみると思った以上の張りがあって、これまで使っていたグラスロッドとは随分と違います。この雰囲気、すごく好みかも。

S2グラスを使ったORVISの3番ロッド

なんだかんだ山岳渓流が肌に合って釣行の大部分を占めることになるだろうし、いつも行く川の渓相に照らせば7ftはうってつけ。ガシガシ釣り上がっていくというよりは、のんびりゆったりとした気持ちで釣りをしたいという時にはベストなんじゃなかろうか。と、買い物の言い訳を後付けすることには長けているのでありました。はい、こちら頂きます!

何か買おうという気持ちに弾みがついている時って歯止めが効かないもんですね。発売当初にさほど興味がわかなかったものを、この期に及んで衝動買い。後から冷静になれば、同じORVISでも、もう少し長い7ft6inchと比べてみるべきだったかなとか、グラス前提ならScottとかFenwickとかも手にしてみるべきだったかなとか、色々と思ったりするのですが、にわか熱にやられる体質はいつまでも治りません。

ブランクカラーに似たロッドチューブが付属。2018年モデルからアルミケースになるという話も

そもそもは、半ば固定的になった自分の釣行先に変化をつけようということが発端だったのに、結局は殻を破れずじまい。数えてみれば、3番ラインのロッドが10本になってしまいました。こうして来期も、魚が神経質過ぎるとかサイズが伸びないとか言いながら、同じ川に繰り返し出没することになるのかな…っていうか、自分で仕向けているようなもんか。

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