リインカネーション

管釣りにでも行ってオフシーズンの禁断症状を紛らわせたいところですが、このところは悪天候にたたられて思うように行動計画が立てられず悶々としております。

リールの分解掃除やダブルテーパーラインの使用サイドの入れ替えなど、懸案事項となっていたことは一通り終わっちゃったしなぁ。あとはウェーダーの本格的なお洗濯ってのがあるんだけど、これは天気のよい週末じゃないとやる気が起きず先送り状態が続いています。

しょうがない、来季に備えてコツコツとフライでも巻くとしますか。と先の日曜日に思い立ったはいいのだけど、肝心のフックの在庫が払底しておりました。わざわざ買い物に出かけるのも面倒なので、手元のジャンクフライを分解してフックだけリユースすることにしようっと。

  • 仕上げが雑でハックルがバラけてしまった
  • 思っていたより視認性が悪くて使う気がしない
  • バランスが悪くクルクル回って実用に耐えない
  • 枝葉に引っ掛けて形が歪んでしまった
  • 非はないけれど釣れる気がまったくしない

──とまぁ、前線を退くことになった訳ありフライには事欠きません。一時的には胸元のパッチにストックされ、やがてタイイングデスク脇のプラケースへと強制送還されたものを数えてみると、ざっと100本ほどありました。あらためて眺めてみたけれど、何匹もの渓魚を欺いて満身創痍になった“ヒーローフライ”なんぞ皆無。タイヤーの未熟さ故に現場で即刻「戦力外通告」を受けたものばかりです。

ほとんど使わずに引退を強いられたフライがどっさり

バイスのジョーにガッチリ固定して、刃を新品に替えたカッターでジョリジョリとすべてのマテリアルを剥ぎ落とします。タイイングに要した時間に比べれば、解体なんてあっという間。慣れてくれば、ものによっては1分とかからずにスッピンのフックに戻すことができます。

30ほど解体するとカッターの刃はぼろぼろになるので新品に都度交換

TMCの100SP-BLがほとんどで次に目立つのが112Yと212Y。ごく稀にガマカツのR17-3FTが交じります。サイズは9割がたが14番ってとこかな。鉤先が甘くなっているものもあったので、シャープナーでタッチアップしてほぼ元通りに。水面を漂ったのがほんの数回というものばかりなので、いずれも新品同様です。

取り憑かれたようにせっせと作業した結果、ドライフライを量産する準備が整いました。が、そこまでで力尽きてしまい、1本1本が再び衣をまとってベンチ入りするのはもう少し先のことになりそうです。

タイイングには時間を要したのに、解体はあっという間です

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