日川で乾杯&完敗

短めのグラスロッド、下ろしたてのラインを巻いたリール、度入りの偏光グラスどれもすこぶる快適なのですが、肝心のお魚さんがまったく相手をしてくれません。34日に日川にでかけた時のこと。天気には恵まれたものの、釣果には恵まれない展開が続きました。

水温は日中の陽当りのよい場所でも4度前後と、この渓の3月の流れは相変わらず冷たいっす。それでも、解禁ファースト釣行で過去に何度かドライフライで釣れたことが忘れられず、この日もドライに徹してしまうのでありました。主には14番のごくごく平凡なパラシュートやソラックスパターンです。

まだ活性が低いのか水面にはなかなか出てきません

生命反応がまったく感じられない状況が1時間以上も続いた後、とあるプールの岩盤際を流した時にユラっと下から浮かんでフライをチラ見したアマゴの姿がありました。おっ、やる気あるのだろうか? しばし間を置きつつ、目先を変えるためにEHCに結び替えます。

5分ほど経ってから件のレーンをゆっくりとトレース。うーん、もう出ないかぁ。諦めきれずに20投ほどした時にいきなりバシャっと来たじゃないですか。不意をつかれてビックリ合わせになってしまい、ティペットがブッツリ。またまた、やっちまった~。学習能力ゼロ。

まだ可能性はあるさと自分に言い聞かせて先に進んでみるものの、そうそう都合よくは行きません。音沙汰のない状況が再び到来。先程の数少ないチャンスをものにできなかった悔しさと精神的ダメージが、時間を追うごとに肥大化していきます。さらには、真新しい踏み跡があるエリアに入ってしまい、雲行きは怪しくなるばかりです。

日向の浅瀬でも水温はこの程度でした

一旦退渓して、一緒に出かけた4人でゆっくりとランチ。今シーズンの幕開けに乾杯し(あ、炭酸飲料ですよ)、鍋をつつきます。エサ釣り派のジーザスとヒレピン子は好調だった様子。イワナもアマゴも釣れたそうで、78寸も混じったそうです。ドライフライで臨んだブッタは、ワカサギ大のアマゴが掛かったものの、はやり苦戦を強いられたみたい。FF陣は劣勢です。

ランチを挟んだ後、午後は2時間ほど竿を出してみましたが一度だけ、チャラ瀬でチビアマゴを引っ掛けて後方に飛ばすなんてことがあったけれど、心踊る出来事は全くもって起こらないのです。現実は厳しいのぉ。途中、水中戦に切り替えることも頭を過ぎったのですが、ニンフ用のフライボックスをクルマに取りに戻るのが面倒だったため断念。その後も、キャスティング練習?に終始してしまいました。

こうして、高揚感に乏しい幕開けとなった今シーズン。ひとまずの目標として「ドライにこだわって丁寧で繊細な釣りをする」と心に決めたはずなんだけど、早くもめげてきたのでありました。

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