あごあし付きで鹿留川へ

先の週末は、土日ともに家人が仕事でクルマを使うために釣行は諦めていたのですが思わぬところから救いの手が差し伸べられました。職場仲間と管釣り&BBQで楽しむという長男から「俺のクルマは2人しか乗ってかないから一緒に行く? 」とのお誘い。行き先はBerryPark in FISH ON! 鹿留とのこと。数週間前に「初心者でもそれなりに楽しめて、野外料理なんかもできる管釣り知らない?」ってな相談をされたのは、この日のためだったらしい。こんな展開があるとは思いもせず、FISH ON! 鹿留を薦めていたのでありました。

クルマ3台で1012人が集まるというその企画。幹事役の彼としては、初めて釣りをする人々のサポートをさせようという思惑もあったらしく「女子もくるぞ~」と畳み掛けてきたのですが、部外者だからと固辞して独り自然渓流で楽しませてもらうことにしました。ま、その先の展開が冴えなかったら、後で合流させてもらうってことで。

8時過ぎに現地に到着し、私はせっせと林道を歩いて上流を目指します。夏休みとあって、こんな時間帯から川遊びを始めようという家族連れもちらほら。やっと人っ気がなくなった辺りで入渓し、3週間ぶりの鹿留川での釣りスタートです。この所、暑い日が続いていたようだけれど、水温は17度と思ったより低め。手を浸すとヒンヤリ冷たく感じます。さて、魚さんたちは元気にしているでしょうか。

──3時間ほど、ゆっくりと釣り上がりました。程よいペースでヤマメがかかり、時々イワナも顔を出します。ただし、サイズは20cmあたりに厚い壁があって、それを超える釣果になかなか巡り会えません。いつものパターンといえばそれまでですが、もうひと回り大きいものに相手をしてほしいところです。ぐんぐん上がる気温に体がついていかず、空腹も覚えたので一旦はデイキャンプのグループに合流することにしました。

この日はテレストリアルパターンが中心
この日はテレストリアルパターンが中心

戻ってみると、皆が午前に釣ったというニジマスの塩焼きができあがり、持ち込んだ魚介類をこれからグリルに乗せるという絶妙のタイミング。年長者の特権として、食うだけ食って、おまけに1時間ほど惰眠をむさぼります。くるしゅうない、くるしゅうない。世は満足じゃ。

目覚めると午後2時。帰途につく時刻を尋ねると16時ころとのことで、まだしばし余裕があります。私は再び釣りをすることにし、息子のクルマを借りて支流を目指しました。沢には草木が生い茂り、いつにも増してキャスティングが難しそうです。6ftのショートロッドに持ち替え、リーダーシステムもぐっと短くして、ピンポイントでの勝負!

結果はというと、小一時間で2223cmのヤマメ・イワナが5匹という上出来の展開でした。蜘蛛の巣が絡むことには難儀したけれど、これはというポイントでは岩陰からドライフライに一直線で出てくる姿が目視できてテンションが上がります。最後に橋の手前でかけたやつは、きっとこの日一番の良型だったはずですが、底石の間に逃げ込まれ、強引に寄せようとした際にティペットの結び目でプッツンと切れてしまいました。残念!次回のリベンジを誓い、納竿です。

サイズも反応も支流の方が上々でした
サイズも反応も支流の方が上々でした

行きも帰りも、自らハンドルを握らずに釣りに来たのって初めての経験かも。帰りの中央道は小仏トンネルを先頭に17キロもの大渋滞。せめて何か話しかけて車内に充満する眠気を追い払おうと心がけたのに、いつしか睡魔にやられ、解散場所の石川PAで起こさるまで気を失っていたのでありました。

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