長年連れ添った愛車との惜別

つい最近まで、ホンダの初代オデッセイに乗っていました。サンシャインルーフ仕様の7人乗り。アダムスファミリーがCMをやっていたやつです(って誰も覚えていないか…)。

新車を登録したのが確か1996年(平成8年)だったので、丸19年近く乗り続けていたことになります。ナンバープレートの分類番号は今となっては希少な2桁のまま。各社ディーラーの営業マンが幾度となくやってきましたが、乗り換える気が起こりませんでした。

もう何年も前からそれは釣行の専用車。荷室には釣りや野外料理の道具が満載されており、いつでも準備万端です。悪路を走って底をガリガリやろうが、樹の枝に擦ってボディに傷をつけようがお構いなし。当然ながらフロアマットも泥だらけ。物置 兼 移動手段として、気兼ねなく使える点で実に重宝してたんです。

しかも、強運めいたものがありました。対向車がセンターラインをオーバーしてきてあわや大惨事ということが何度もあったけれど、不思議といつもギリギリセーフ。まぁ、その分、電気系統など小さなトラブルは珍しくなかったかな。そんなこんなで、すっかり愛着が湧いて手放したくなかったのですが、諸般の事情で惜別の日がやってきました。

我が家のガレージには2台分の駐車スペース。一方にはオデッセイ、もう一方には妻が日常的に使う愛車が収まり、今までは何の問題もありませんでした。ところが息子と娘が乗る小型車がやってくることとなり、その玉突きで、追いやられることに…。月に高々3回、しかも釣りのためだけに乗るクルマってのは、家族のパワーバランスでは圧倒的に不利。賛成多数でオデッセイの処分決定となったのです。

てんでばらばらに行動する家族4人にクルマが2台。土日となれば争奪戦が白熱することが目に見えています。いつものように私が釣り仲間3〜4人で出かけるとなると相応の荷物があるので小型車は対象外。必然的に、妻名義のクルマを拝借するしか手がありません。難儀よのう。

そのクルマ、一応はショートワゴンとの位置付けですが、これまでのオデッセイに比べると荷物の収納力はかなり劣ります。ルーフボックスの後付けを考えたましたが、パノラミックルーフ(運転席から2列目シートの上までのガラス天井)の視界が悪くなるということで家族の賛同が得られません。という訳で、荷物を厳選し、積み方も工夫して臨むというのが現実解のようです。

実は先日の日川釣行で、初めてこのクルマを持ち出しました。必要最小限を心がけたとはいえ、それぞれのベストポジションが定まらず収納効率わるし。しかも途中で荷崩れを起こすってなことも頻発しました。まぁ、回数を重ねれば落ち着きどころが見えてくるでしょう。それより、妻のクルマゆえ、今までのようにドロまみれにできないのが難点か。“借りネコ”を手懐けるのに、しばらくは試行錯誤が必要になりそうです。

釣行の足として、長年お世話になった初代オデッセイ
釣行の足として、長年お世話になった初代オデッセイ

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