ランディングネットの自作〜接着編

前回の作業時に、フレームとグリップのすり合わせが不十分に感じたので、今一度、グリップ側を研磨することにしました。BSネジタルフラップホイルというツールを電動ドリルのチャックに装着。これを回転させながら、鹿角グリップを押し当ててサイドを滑らかに。少しはマシになったかな。

小型のフラップホイルを電動ドリルに装着し、グリップの形を最終調整しました

さて、いよいよ接着工程へ。エポキシ系「アラルダイト」の箱から2種類のチューブを取り出し、主剤と硬化剤それぞれ同量を絞り出します。ムラができないようにじっくりと混ぜ合わせること数分。大事な作業が控えているとなると、自然と緊張感が高まってきます。

これがアラルダイトのスタンダード。約12時間のゆっくり硬化タイプです
主剤と硬化剤を1:1の割合で絞り出し、よくかき混ぜれば準備完了。透明アクリル板の上で作業しました

次にこれを、グリップの両サイド、そして3枚あるフレーム材の接着面(内側から1枚目、2枚目それぞれの外側)に塗布します。塗り残しがないように、たっぷりとね…と、ここまでは順調に思えたんですが、いざ各パーツを貼り合わせる過程で、大変なことになってしまいました。

今回使用したアラルダイトは12時間のゆっくり硬化タイプ。最初からガチっとくっつく訳じゃないんで、なかなか思うように作業が進まないのですよ。

塗り過ぎだったのか、3枚合わせたフレーム材のサイドから接着剤が溢れ出す。それが手に移って余計な個所に広がる一方で、形は一向に整いません。何というか、バラエティ番組のヌルヌル罰ゲームのようですわ。

一旦中断し、両手をお湯でよく洗って自分を落ち着かせてから再トライです。3枚まとめたフレーム材の両端に力を込めてグリップに沿わせ、この状態を維持しつつタコ糸でグルグル巻きにすることで何とか固定に成功。これで全体が暴れなくなり、後の作業が幾分楽になりました。

続けて、内と外に1枚ずつの当て板をしてたフレーム材もタコ糸で縛り上げ、本体3枚をぎゅっと密着。フレームの曲がり具合やグリップとのアングルを微調整して、やっと一息つくことができました。ふぅ。

構想はちょっと違ったんだよなぁ。まず、内側から2枚のフレーム材をグリップに固定。接着面を木ネジで補強してから3枚めのフレーム材を被せてネジ頭を隠そう、ってなことを考えていたのですが、接着剤のベタベタヌルヌルで慌ててしまい、実現できませんでした。

はたして、うまく接着できるのだろうか…。一抹の不安をかかえながらも、しばし部屋に吊るして、アラルダイトの硬化を待とうと思います。

やっとのことで固定することができました。室温でしばしの間、接着剤の硬化を待ちます

 

 

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