期待は失望のはじまり〜料理編

各自、ワンバーナーを持参。“コンビニで調達できるもの”を条件に味を競うべし」──これが、先日でかけた日原川釣行におけるランチメニューのレギュレーションでありました。

個人的には、「鍋焼きうどん」にしようとの構想。温めるだけと極めて手軽だし(Jetboilに五徳という簡単装備でOK)、味も侮れないですからね。最後に塩むすびを入れて雑炊ってのもいいかも。“季節感を考えろ”、“少しは調理しろよ”とメンバーに言われそうですが、まぁいいじゃないか。好きなんだもん。

さてさて、行きしなのセブンイレブン奥多摩古里店で食材調達であります。たいがいの場合、ロックアイスとかをストックしている冷凍コーナーに置いてあるんですよね…と探してみるも見当たらない。え、ないの? 店内をくまなく見て回りましたが、残念ながら在庫なし。やっぱり冬季限定のシーズン商品なのか?

計画が白紙になって困惑するワタクシ。その傍で、ジーザスとヒレピン子は楽しそうに買い物しております。偵察に行くと、彼は「トマトの酸味を活かしたラーメン」、彼女は「生麺を使ったカレーうどん」という戦略みたい。なかなかやるのぉ。

負けちゃいられません。創意工夫で斬新なメニューで臨もうじゃないですか。眼光鋭く店内をチェックしていて目に止まったのがカップ麺の明星「油そば」。地元、吉祥寺にある「ぶぶか」とのコラボ作品?です。そのリアル店舗には以前に行列してまでよく食べに行った記憶も蘇り、即決に至りました。

これ1品じゃつまらんな。トッピングするなら何を組み合わせるべきか。メンマやチャーシューは有力候補だけど華がない…。角煮はアリなんだけど、王道過ぎてパンチに欠ける。望むのは、もっとエッジの効いた、何というか1+1が3にも4にも増幅されるような選択肢なんだよなぁ。

と、ここで閃いたのがレトルトのミートボールを載せるという妙案。ふふふ。この前衛的な組み合わせは、必ずやHOOK&COOKの名に恥じない歴史に残る逸品になることでしょう。独りほくそ笑みながらお会計を済ませました。

◇ ◇ ◇

午前の釣りを終えて、いよいよランチタイムの到来。さぁ、見てな。Jetboilでグツグツと湯を沸かした中にミートボールのレトルト袋を投入。テキパキと準備が進みます。そして本命となる油そばの出番です。別封の液体ソースやマヨネーズ、焼ノリを取り出し、かやくのみを開け入れ、熱湯注いで3分間。湯切りした後に濃厚なソース他をからめて出来上がり。ここに先のミートボールをトッピングすれば、はい、完成!

さて、眼前に用意した小さなテーブルに、大々的にお披露目であります(当然、ドヤ顔)。──おや? ここで展開されるはずはメンバー2人の驚嘆と絶賛の嵐だったのでは? 心なしか、冷ややかな視線。まぁいいや。試食といきましょう。

──シナリオ的には、口に運ぶやいなや「超うめぇ〜!!」と大声を発する準備が整っていたのですが…うまく言葉が出てきません。例えるならジャージにローファー、あるいはフライロッドにルアー。何というかチグハグ感が否めません。これって、失敗ってこと? ってか大失敗?

ミートボール入り油そば。組み合わせの妙を狙ったはずが、微妙な仕上がりに

メーカーの名誉のために言っておくと、それぞれは美味なのですよ。でも、それらをミックスした結果として、互いの旨味を打ち消し、インスタントっぽさを増長しているのでありますなぁ。1+1が、なぜか1未満になっているのが正直な感想です。

ここまで自己本位で気が付かなかったけれど、客観的には劣勢の立場。お2人の作品からは食欲を誘う、かぐわしき香りが漂って参ります。内心ちょっと落ち込みながら、いかにも満足気な表情を浮かべてマイチョイスを完食。…その姿は第三者にどう映っていたのか…。

釣りのあれこれに加えて、野外料理のお勧めメニューを積極的に紹介していこうとしている当サイト。本来はここに新しいレシピを追加するはずだったのですが、“今回に限り”自粛しておきます。

釣りも料理も不発に終わった日原川。月が変わってツキも変わるか(料理にツキは無関係という話もあるが)。ともかく7月は頑張ります! ちなみに帰途に立ち寄った別のセブンイレブンには、ごく普通に鍋焼きうどんが在庫されておりました。ちくしょー。

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