TG-2事始め

先日入手したオリンパスの防水コンデジ「STYLUS TG-2 Tough」。機能の詳細をろくに理解せぬまま、鹿留川釣行に持って行ってみました。

まずは最初の1匹を水中撮影です。左手で魚をリリースする準備をしつつ、右手ではTG-2を流れの中に。画角にうまく入るように“勘”でアングルを定め、親指でシャッターを切ればおしまい。とりあえずプログラムモードに任せれば露出はそれなりに合うようです。

気をつけなきゃなのは手振れ。カメラをがっちり構えているわけじゃないので、シャッターボタンを押すタイミングで不用意に動きがちです。魚が逃げようとしたものなら特にですね。液晶モニターを確認しながら撮影しにくいので、水平をとるのもそれなりに苦労します。

まずは水中写真。じっくり見ると手ぶれがバレバレ

午後に、まったく魚信がない時間帯があったので、“半水中”も試してみました。最初にアダプタリングを介してフィッシュアイコンバージョンレンズをボディに装着。カメラ本体はこれを自動認識しないので、「アクセサリ設定」でフィッシュアイの使用を能動的にセットする必要があります。

TG-2には、目的に応じて各種の設定をプリセットしておく「カスタムモード登録」機能(2パターンのセットが可能)があるので、こちらにフィッシュアイの使用も含めて半水中用の設定を済ませておけば、一発で呼び出せて便利かもですね。

さて試し撮り。フィッシュアイコンバージョンレンズは口径が65mmあるので、この中に水面を収める構図は決めやすいはず…と思っていたものの、そう楽々とはいきません。止水に近いならまだしも、渓流域って水面が意外にラフなんですよね。水中:水上の画面比率を狙い通りにするには“撮影枚数でかせぐ”のが現実解のようです。

露出にも注意が必要。水深など、その場のシチュエーションにも依存しますが、水中は水上ほど光が回りません。水中の露出を優先すると周囲の風景がオーバー気味に飛んだり、逆に周囲の描写を優先すると水中が暗く沈んだりしがちです。

これをどう回避するかといえば、双方の明暗差がなるべく少なくなる場所を選んで撮影するしかありません。水深が比較的浅く、川底がレフ板のようにある程度の光を反射してくれるとベターです。まぁ、いざとなればPhotoShop等で部分的にコントラスト調整するって手もあるんでしょうけど。

ISO感度やプログラムモードからの露出補正値、連写、測光方式、ホワイトバランス…。まだまだ試行錯誤したいことは多々あるのですが、それは今後の課題。そこそこ釣れれば心の余裕もできるのでしょうが、いかんせん、そのハードルが高いため、しばし時間を要しそうです。

半水中写真。釣果とかのアクセントがないと締まらないっすね

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