酒力でゲットしたスパイスボックス

釣行の何日も前からランチメニューを決め、そのための食材を用意していったにもかかわらず、肝心の調味料が無い!なんてことが何度かありました。──はい、すべて誰かさんの大ボケゆえのことです。

麻婆豆腐の時に、豆板醤じゃなく甜麺醤を用意していたのは私です。あれだけ生タコのマリネと言われたのに醤油とワサビしか持参しなかったのは私です。クルマから離れた場でのワンバーナークッキング時に、スパイスケース6個がすべて空だったのも私の責任です…。

こんな経験を踏み越えて、いつしか調味料のみならず、ペーパータオルやらウェットティッシュなども含めて一切合切をL.L.Beanの大型トートバックに詰め込んでおくようになりました。ここを探せば何かしら出てくるという安心感はあるのですが、ごちゃごちゃで取り出すのに手間がかかったり、知らず知らずのうちに賞味期限が大幅に過ぎているなんてことも。やはり、調味料だけをコンパクトに収納しておく必要性を感じておりました。

コールマンの「スパイスボックス」。ステンレス製で意外と重い

何か都合の良いケースは無いものか…。そんな時に、コールマンの「スパイスボックス」という製品が「数年前の短期間」に存在していたことをネットで知りました。ステンレス製で意外としっかりとした作り。どうやら日本のコールマンが企画し、オンラインショップと一部のアウトレット店でのみ販売していた模様です。どうりでアウトドアショップの店頭では目にしなかったわけですよ。欲しいと思った時には既にディスコン。ちぇっ。

という訳で、しばし忘却の彼方にあったのですが、先週になってヤフオクのアラートメールを受信し(アラートを設定していたことすら忘れていた)、オークションに新古品が出品されていることを知りました。開始価格は3,000円で、先の日曜日の夜10時30分が終了時刻。ウォッチリストに登録して虎視眈々とチェックしていると、3,100円の入札が1件のまま直前まで静かに推移しておりました。

そんでもって最終局面。もしかして、さくっと逆転落札できるかなぁなどと思って100円アップで入札してみたけど甘かった。同じく狙っていた人がいたようで、終了10分前あたりから、あれよあれよと値が釣り上がっていくじゃないですか。こちらは左手にiPhone、右手にグラスビール。アルコールの力も手伝って、負けじとつい応戦してしまいます。競り合いでラスト10分の延長か繰り返されること数回。意地で?ついに落札するに至りました。冷静に考えると、かつての新品販売価格も上回る額になっておりましたが…ま、いいか。

出品者さんの素早い対応で、昨日帰宅すると既に自宅に届いておりました。開封してみると、限りなく未使用に近いコンディション。ちょっと高くつきましたが、絶版品ということも考えれば、そこそこ満足できるお買い物だったとしましょう。「これ、私の化粧品ケースにいいかも!」という家人の閃きの声を聞くやいなや、せっせとスパイス類を詰め込んだのは言うまでもありません。

中には液体をボトル等に注ぎ入れるための漏斗と、ちょっと懐かしい感じの缶切りツールがセットされています

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