日曜日のカムパネラ

ピンポーンと日曜の早朝に呼び出しチャイム。玄関先に出てみると、細長い荷物を両手で抱えた宅配便のお兄さんがおりました。何だろう? 受取伝票に押印しつつ、差出人欄を確認するとおっ! 思っていたより早く到着したじゃありませんか。

それは待望のバンブーロッド。とはいっても、場合によってオーダーから1年以上待つことになる著名ビルダーさんのものではなく、岩手のロッドメーカー、カムパネラさんが、バンブーの門戸を広げようと?ラインナップしてくれているモデルです。約1カ月と短納期で、価格もバンブーとしてはリーズナブルな設定なんですね。

とにもかくにも秋以降は仕事が詰まって忙しい日々。鬱々とした気分を晴らすと共に、オフシーズンで停滞しがちな釣欲に刺激を与えるには、お買い物しかありません(と言い訳)。ラフな釣りをする自分にはグラファイトが向いていることは明らかなものの、いつかはバンブーをという気持ちも根強くて、前々から入門用にぴったりかなと思っていたこのロッドを選んでみました。長さが3種類あって悩むところですが、自分がよく行く渓相に照らして、最終的にチョイスしたのは、7フィート3インチの「C2733」です。

カムパネラのバンブーロッド「C2733」
カムパネラのバンブーロッド「C2733」

今まで2ピースの竿って持っていなかったので、120cm弱もあるアルミケース(別売)がやけに長く感じます。キャップを開けて、竿袋に収められたロッドを取り出してみます。毎度のことながら、おニューを手にする時って顔が緩んじゃうなぁ。慣れない手つきでフェルールを継ぎ、あらためてグリップを握ってみると…やや重みを感じますね。

早速、ラインを通して試し振りをしてみたいところなんだけど、この日はヤボ用が多くて願い叶わず。バンブーの感覚を味わってみるのは、もう少し先のことになりそうです。

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