激渋だった日川の釣り上がり

514日に日川に行ってきましたGWが終わって間もないことも影響してか、天気が良いのに中央道の交通量は少なめ。渋滞にはまって時間をロスすることもなく、順調に現地に到着しました。

クルマを置かせてもらう民宿を拠点に、メンバーそれぞれが徒歩で好きな場所に散るというのがいつものパターン。しかし今回の午前の部は、これまで竿を出したことのない上流域の様子を探ってみようということになり、日川渓谷に沿う道をさらに奥まで進んでみました。しばらく行くと、路肩にちょうどよいスペースがあったので、そこにクルマを駐めて、いざ入渓です。

──渓相は素晴らしく、あたりには小さなカワゲラやカゲロウの姿も目立ちます。いかにもフライに出てきそうな、雰囲気抜群の流れが目の前にあるのですが、何故だか反応がありません。2時間近く釣り上がって、釣れたのは20cmのイワナ一匹のみ。このイワナにしても、同じ場所を何度も流した後にやっと出てきたもので、かなり厳しい状況です。

集合時間の11時半になったので一旦退渓。最初の地点に戻るべく道を歩き始めると釣り人のものと思われる県外ナンバーのクルマがそこかしこに刺さってます。そうだったのか~。我々が入ったエリアは、すでに早朝からの先行者がさんざん叩いていたんですね。上流域の競争率が高いことを改めて知りました。

てな訳で敗退し、いつもの中流域へと舞い戻りました。ここも、何人かの釣り人が通過した形跡がありますが、2時間ほどゆっくりとランチをとって場所を休ませれば、中にはリセットされて活性が高まる魚がいるんじゃなかろうか。水生昆虫の流下があるのか、カレーを作って食べている脇で、ライズする姿もちらほら。

で、午後の部はどうだったかというと渋い状態はさほど変わりませんでした。ちょっと雑なアプローチをすると、すぐに走られて、その場所が台無しということが何度もありました。猜疑心の塊というか、不穏な動きがあると岩陰に身を潜めて、まったく出てこないのです。

突発的ライズを見つけて、抜き足差し足で距離を縮める。狙いを定めたポイントに一発でフライを落とす。──たまたま、そんなことができちゃった時にだけ竿が曲がったのでありました。人気河川のハイシーズンの釣り上がりってのは、難しいことを再認識。キャスティングなどの技量が伴わない中で少しでも可能性を上げるには、やっぱり朝イチ先行するしかないのかも!?

渋い展開の日川で午後に釣れた貴重なイワナ
渋い展開の日川で午後に釣れた貴重なイワナ

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