鹿留川へ弾丸釣行

この土日、白州町の知人の山荘に、家人ともどもお邪魔しようと計画しておりました。あわよくば、そこを拠点に釣りにでかけようと、道具一式をぬかりなくクルマに詰め込んだのは言うまでもありません。

ところが金曜になって先方から連絡があり、都合が悪くなったとのこと。なんでも、DIYで山荘の塗装工事をしていて体調不良に陥ったたらしいのです。詳しくは聞きませんでしたが、熱中症だったのかもしれません。ものすごい暑さでしたからね。

やむなく予定を変更。流星群のピークは逃してしまったけれど、星空の綺麗なキャンプ場(内心では釣りもできるところ)でも探して出かけようかと相談していたところ、今度は家人に急用(日曜日に仕事)ができてしまいました。何か歯車が噛み合いません。

とりあえず土曜の昼間は近郊の日帰り温泉に出かけ、夜は居酒屋で残念飲み会。その席上、釣りが叶わず悶々としている私の気持ちを見透かしてか「明日、独りで行ってきたら?」とのお言葉がありました。よっしゃ。「どこに出かけても、お盆のUターンラッシュに巻き込まれるだけだしなぁ」と勿体つけつつも、顔は満面の笑みだったに違いありません。

◇ ◇ ◇

ということで鹿留川に弾丸釣行してきました。昼に納竿すれば、帰途の高速道の渋滞も耐えられる範囲と想定。半日は釣りに興じたいとすると、夜が明ける頃には現地到着していなければなりません。逆算して、3時半に家を出発することにしました。

さすがにこの時間帯だと渋滞もなくスイスイと進み、あっという間に都留ICに到着しました。さて、本流か支流か…。迷いましたが、支流の沢に入ることにしました。コンビニのオニギリで朝食を済ませ、釣り支度。入渓したのは5時半のことでした。

こんな早朝から釣りをするのは久々です。朝マズメの時間帯で活性が高く、大きめのフライにガバっと出てくる…そんなイメージを抱いていたものの、現実にはいつものように渋い展開が待っておりました。たま〜に釣れてくるイワナのサイズは16〜18cmといったところ。どうしても20cm超えに巡り逢えません。

鹿留川の支流で釣れたイワナ。18cm前後ばかりで引き味が楽しめません…
鹿留川の支流で釣れたイワナ。18cm前後ばかりで引き味が楽しめません…

本流に行くべきだったか。それとも、戸沢川とか菅野川を新規開拓すれば違う展開が待っていたか──。迷いが生じ、移動することも頭を過ります。ただ、今日は昼前に納竿すると固く誓っているので、下手に場所を変えると時間をロスするだけのような気も!?

結局、そのまま粘ることとし、きっといるであろう大物に期待します。アプローチもキャスティングも、いつも以上に気を遣って挑みますが…やはり相手をしてくれるのは若手ばかりで、引き味を楽しめるサイズが顔を出してくれることはありませんでした。

昨シーズン、この沢で釣ったイワナ達も同じような大きさばかりだった記憶があります。1年もすると、2まわりくらい成長したやつがいてもおかしくないはずだけど、みんなどこに行ってしまったのだろう。賢くなって釣れないだけなのか、別の理由で姿をくらましてしまったのか…。謎は深まるばかりです。

木々が覆いかぶさる沢の釣りでは6ftジャストのショートロッドの出番です
木々が覆いかぶさる沢の釣りでは6ftジャストのショートロッドの出番です

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