凡々なれど爽やかだった日川釣行

7月25日は、日川に釣りに行ってきました。調布ICから高速に乗ったのは6時30分。まさに渋滞が起こりつつあるタイミングで相模湖あたりまでノロノロ運転が続きましたが、それでも8時過ぎには勝沼ICにたどり着くことができました。

国道20号を東京方面にやや戻った先のセブン-イレブンで飲料などを調達です。燦々という表現を通り越して、朝からジリジリと照り付ける太陽を見るにつけ、今日も相当な暑さになることが予感されました。

しかし、さすがは日川渓谷。急勾配の山道を進むにつれて、周囲の空気の質が変わってくることを実感できます。やがて、我々がいつもクルマを停める場所に到着しました。ここは標高1000mを超えており、渓を抜ける風はあくまでもサラリと涼やかであります。なんつーか、別世界って感じ。

◇ ◇ ◇

川は、先々週の大雨の影響が残っていて平水よりやや多めという状況で、水温は14度ほど。先行者の姿は見えません。なかなかの好条件が揃っているようにも思ったのですが、1日を終えてみれば、可もなく不可もなくという、ごくごく平凡な釣りに終始しました。

ドライフライの直下まで追ってくるアマゴの姿がちょくちょく視認できるものの、なかなか喰ってくれません。流し方が悪いのか、あるいはティペットの存在が見え見えなのか…。たま〜にフッキングしたかと思えば、多くは16〜18cmほどで、抵抗する引きを味わう間もなく水面に上がってきます。

川沿いを走る栄和交通のバス停でいえば、奥日川渓谷〜嵯峨塩鉱泉あたりを釣ったことになるのかな。結局、この日に釣れたアマゴで20cmを超えたのは1匹のみとなりました。途中の堰堤下でライズを見つけてラッキーと思ったら、ウグイ3連発ってこともあったっけ。記憶に焼き付くようなシーンは無かったけれど、涼しくて眩い緑のトンネルの中を釣り上がるってのは本当に気持ちよいものでした。

この日に釣れたアマゴで最大は22cmにとどまりました
この日に釣れたアマゴで最大は22cmにとどまりました

そういえば、上流に向かうほど、うっすら濁りが入るように感じたのは何だったのだろう。嵯峨塩館の上の方で大規模な堰堤工事をしているという話を聞いたことがあるので(実際に確認はしてませんが…)、その影響なのかもしれません。あるいは流れ込む沢筋のどこかで伐採でもしていたのかな!?

天目山温泉でひと汗流した後に下界まで戻ってくると、そこには、ドンヨリとこもった熱気が待ち構えておりました。急に現実に引き戻された気がした反面、その日、なんて贅沢な時間を過ごしたんだろうという思いもひとしお。ま、自己満足に過ぎませんが、釣りという趣味を通じて味わえるささやかな幸せを再認識した1日でありました。

日差しは強くとも爽やかに感じた日川渓谷
日差しは強くとも爽やかに感じた日川渓谷

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