先行者ありのイワナの沢

ここのところ定番としているドライフライ(CDCダン、14〜16番)をそっとキャスト。小さな淵の中央をゆっくりと流れる筋に旨く乗りました…出るならここ! ──いつもなら着水して一呼吸おいたあたりで何らかの反応がある場所なのですが、何事も起こりません。

おかしいなぁ。次のポイントも、その次のポイントも、いつもとは勝手が違います。フライパターンを変えてみても状況は変わらず、生命感が感じられません。

しょうがないので、どんどん上流を目指していくと…。そこで、やっとのこと状況を飲み込むことができました。何と、エサ釣り師がちょっと先に入っており、その直後を追っていたのです。足跡などをチェックして、もっと早く気づくべきでした。

──5月9日の午前、鹿留川の支流に入った時のことです。これまでこの沢で、他の釣り人に出会ったことなど無かったので、完全に油断しておりました。ううむ。ひとまず退渓するしかないか。

林道をちょっと歩き、もう1つ下の橋から再入渓することにしました。恐らくは、先の釣り人がここも通っているはずですが、イワナの沢ということもあり、ある程度の時間を置けば反応してくれるのでは…と考えたのです。

釣り再開。そこかしこに枝が張りだしており、低い姿勢で近距離を狙うキャストがどうしても多くなるのは毎度のことです。ちょっと進んだ先、小さな落ち込みの淵でドライにパシャっと出てきました。鉤先に触った感触を残しつつも、逃げられました。そのやや上の流芯脇でもフライの直下までは追ってくる姿が見えますが口を使いません。イワナとはいえ、朝から人影が多くて警戒感が食欲より勝っているのかな!?

渋い状況下、いつもならフライサイズを下げるところですが、試しに#12の大きめのCDCカディスに結び替えてみました。エサにボリュームがある方が、一気に吸い込む行動を誘発するんじゃなかろうか…。と、この思惑が奏功したのかどうかは定かではありませんが、それまで、なかなか竿先に乗らなかったイワナが、フッキングするようになりました。

パターンは違えど、フックはどちらもTMC100SP-BLです。先行者ありの薮沢でイワナちゃんを相手に釣り上がる時は、シビアになりすぎずにフライを目立たせた方が結果につながるのかも…そんなことを実感した沢釣りでした。

サイズはイマイチですが、大沢のイワナは適度に遊んでくれました
サイズはイマイチですが、大沢のイワナは適度に遊んでくれました

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