ランディングネットの自作〜整形編

3枚のフレーム材、そして鹿角グリップの接着に使ったアラルダイトが数日の乾燥を経て十分に硬化したようです。うまくいっているのかどうか…。バインディングしていたタコ糸を、恐る恐る解いてみます。

グルグル巻きの糸も、フレームの内と外それぞれ1枚ずつの当て板も、溢れ出たアラルダイトで所々くっついちゃっていましたが、ちょっと力を込めれば何事も無く外れました。おっ、なかなかいいんじゃない? 心配していた鹿角と木材の接着も、思いのほかガッチリしています。一安心ですわ。

フレームおよびグリップの接着作業が完了。どの程度の強度があるかは未知数ですが…

 

ここからは全体の整形です。まずは、あちこちからはみ出して固まったアラルダイトを、木片に巻いた粗めのサンドペーパーでそぎ落とすことからスタート。続いて、フレーム両端をグリップに馴染む形に整形します。大胆に削らなきゃならないので、こちらはディスクグラインダーで対処しました。

 

大まかな形が整ったところで、次はフレームの溝切り。このために作った治具の登板です。フレームの一端にあてがい、外周を滑らすように切り目を入れていくと…良い感じであります。刃の目に詰まる木くずを時々吹き飛ばしながら作業を続けると、溝が徐々に深みを増していきます。ある程度まで掘り進んだら、2つ折にしたサンドペーパーを使って溝の中のデコボコをならして仕上げ。幅1.2mm、深さ1.5mmといったところでしょうか。

治具を使ってフレームの外周に溝を切っていきます

次に、フレーム外側の角に丸みを付けます。最初は荒目の棒ヤスリでざっくりと角を落とし、サンドペーパーで仕上げていきます。内側も同時にやってしまおうとも思いましたが、この後に続くネット取り付け用の穴あけ作業で、位置確認(外側から進むドリルの刃先がフレーム中央にきちんと出るかのチェック)をしやすくするために思いとどまりました。ということで、本日の作業はここまで。

溝切り跡と外側のエッジをサンドペーパーで整えるとこんな感じに

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