ランディングネットの自作〜フレーム編(1)

今回からフレーム作りに取り掛かります。ごく一般的な、2mm厚の板を3枚貼り合わせる方法を採ることにしました。材料は曲げ加工がしやすく思えたヒノキです。メープルとかウォールナットとか、いくつかの種類を組み合わることも考えましたが、最寄りのホームセンターには思ったような品揃えがなかったので…。

購入したのは、幅15mm×厚さ2mm×長さ90mmのヒノキ材を5本。このうち、実際のフレームとなるのは3本で、残りは曲げ加工時に外側/内側の当て板として使います。市販のランディングネットのフレーム幅は、せいぜい12mm程度とスマートなものが多いのですが、今回は無骨な鹿角グリップとのバランスを考慮して15mmにしてみました。

さて作業開始です。まず、フレーム材をお湯に漬けて曲げやすくします。お風呂掃除のついでに、湯船に40℃近いお湯を少しはり、そこに浮かべること7〜8分。もっと時間を置くべきかなと思いましたが、結果的にはこれで十分でした。

湯船にはったお湯にヒノキ材を浸しているところ。これで曲げ加工がしやすくなります

湿ったフレーム材を、前回用意した型枠の外周に沿わせて曲げていきます。無理をして折れることがないように、じっくりと慎重に…。Rがきつい個所は緊張しちゃいますが、水分を含んだヒノキが思った以上にしなやかに曲がります。

全体におおまかな曲がりグセがついたら、タコ糸を使って型枠と共にバインディングします。きつくめのテンションをかけてグリグリと。油断するとすぐ緩むので、力を込めて一気に巻き上げます。

今日の作業はこれにて終了。風通しのよい場所に吊り下げて、湿り気が飛ぶまで乾燥させます。いつも年末が近づくと仕事が慌ただしくなるので先を急ぎたいところだけど、ここは我慢。焦りは禁物です(と、自分に言い聞かせる)。

型枠に沿ってタコ糸でバインディング。しばし乾燥させて曲げグセをつけます

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