「軽さは正義」のAirista

頭は1つしかないことは分かっていても、気になる“被りモノ”が目につくと、つい手が伸びてしまうのです。つい最近になって追加したのが、Airistaの「トレック&サイトキャップ」。Foxfire(ティムコ)が、今年から派生ブランドとして展開しているシリーズです。

Airistaの立ち上げについては、すでに昨年の夏ごろにアナウンスされていたと記憶しています。開発アドバイザーに迎えられたのは四角大輔氏(元々はSuperflyなどのアーティストを手がけた音楽業界の人で、今はニュージーランドを拠点に活動するマルチクリエーター)。無類のフライフィッシング好きという事でも知られる方であります。

ブランドコンセプトとしては「軽さの追求」ってのがあるみたい。氏自身が、これまでなかなか満足行くフィッシング(あるいはアウトドア)ウェアに巡り会えず、もどかしい思いがあったそうな。どういう経緯で具体的プロジェクトになったかは存じ上げませんが、この新生ブランドが気になっていたのです。

スタートしたばかりでアイテム数は多くないものの、すでにシェルジャケットや、ウェットウェーディングを想定したパンツなどがリリース済み。目下のフラッグシップともいえる「ミニマリストジャケット」は重さがわずか205gとのことで、なかなか見応えのある製品が揃いそうっすね。

ここ数年、トレッキングの分野では“ウルトラライト”志向が強まっていて、GoLiteや、山と道(←ガレージメーカー)などの存在感が増しています。走り屋の自転車、モバイルガジェット、一眼レフカメラ等でよく言われる「軽さは正義」って考え方が、アウトドアグッズにも広がっているんでしょうか。

一方で、自分の釣りに照らせば、総重量3〜4kgもあるベストを疑いもなく着用しているという現実。ごく身軽な装備の中に、最小限の道具を機能的に揃えたスタイル、例えば「Ultra Light Fly Fishing」なんぞを提示されると、私なんか、そのマーケティング戦略にすぐに感化されそうです。

廃番となってしまったFoxfireのデイ&タックルパック(デイパックとフィッシングベストを一体化したような製品)や、スリングパック(袈裟懸けタイプのフィッシングパック)が、スタイリッシュに軽量化されてAirisitaブランドで復活しないかな。あるいは釣り用にデザインされたサコッシュとかね。

期待と応援の意を込めて、ささやかながらキャップをお買い上げした次第(これも重さ52gと超軽量です)。日本ならではのキメ細かい工夫で、エッジのきいた製品を充実させてほしいと願っております。

サイドには偏光グラスのテンプルを差し込むスリットを配置。不用意にずり落ちないのがポイント
ツバの内側には、偏光グラス着用時に横からの光を遮るためのサイドバイザーがあしらわれています

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です