救いは藪沢のイワナちゃん

メンバー4人で鹿留川へ行って来ました。直前の天気予報では「日曜には空模様が怪しくなるので出かけるなら土曜」とのこと。中央道の渋滞が気になりましたが、それは杞憂に終わり、調布ICに7時前に乗れば、都留ICまで小一時間の快適ドライブでありました。

最初に目指したのは支流の大沢。今シーズンになって、既に一度訪れており、悪くない印象があったのです。沢沿いの林道を一通り走ってから入渓場所を絞り込み、クルマを停めました。

流れは細く、小さな落ち込みが階段状に連続する渓相が中心。その上には木々の枝が覆っており、フライロッドをのびのびと触れるというシチュエーションではありません。とりあえずは6フィートのショートロッドを継いで降り立ってみました。

流芯脇をゆっくりトレースするって感じのポイントは少なく、ラインをあまり出さずにピンスポットに繰り返し打ち込んでいくテンカラ風の釣りになります。リーチを稼ぐには、枝に引っ掛けるリスクを覚悟の上で7~8フィートの竿の方が良かったんだろうか…。でも、クルマに戻るのは面倒なので、腕を精一杯伸ばしながら続行です。

まずはドライフライで様子見することに。落ち込み脇の小さな反転流にしつこくキャストすると、岩陰から魚が出てくるのが時々見えるのですが、喰い付くまではいかず。諦めてニンフを沈めてみると、あっさりと口を使ってきました。20センチ弱のイワナです。

その後もニンフに何匹か出ましたが、サイズは伸びず。さらに10時半くらいを堺になぜかピタッと反応がとまっちゃいました。しばし釣り上がると、この沢では数少ない陽のあたる瀬が(といっても短いのですけどね)。ここはドライかしらん。

アダムスパラシュートに結び替えてキャスト…。着水直後にいきなり出たんで慌てちゃいました。いつものように大合わせしてしまった結果は…ご推察通りに合わせ切れです。またやっちゃった。一瞬、水面上に踊ったのは20cmちょいのヤマメだったような。

落ち込み脇のエグレから出てきてニンフに喰い付いたイワナ

◇ ◇ ◇

午後は鹿留川の上流部へ行ってみたのですが、こちらはパッとしない展開に終始しました。時折、ドライに出るのですが、釣れたというか、たまたま引っ掛かってきたというような手のひらサイズのヤマメのみ。

以前はそこそこのサイズが出る川だったはずなのに…。台風で大きく渓相が変わったここ数年はいい思いを味わえません。絶対数が減ってしまったのか、居付き場所が大きく変わってしまったのか。そういえば、毎年GW明けから悩まされた夕方のブユの来襲もなかったような。かつての姿に戻るには、まだまだ時間がかかるのかもしれません。

 

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