歯車が噛み合わない1日

GW後半も連日の晴れ。渋滞の影響をあまり受けずにアクセスの良いところは…ということで秋川に行って来ました

7時半に現地に到着し、いつもの場所に車を停めて橋から川を覗きこむと…エサ釣り師が既に立ちこんでおります。うーむ。時間を空けて入ったとしても、ちょっと厳しいかな。諦めて、上流へ移動することに。

しばし走るとクルマ2台が余裕で停められるスペースがあったので、そこを拠点にメンバー5人が分散することなりました。私は上流に向かって釣り上がることとし、いざ準備開始です。さてさて、今日もドライに出てくれるだろうか。

と、ここまでは良かったのですが、その後はちぐはぐな展開が待っておりました。まず、相性の良いロッドを手にしようとケースのスクリューキャップを開けたところ中身が空っぽ。収納袋と共に自室に干したまま忘れてきたのです。しょうがない、短めの予備ロッドでいくしかないか。

気を取り直して川に下り立ち、最初の1本<16番のアダムスパラシュート>を結びます。ベストの所定の位置からドライシェイクスプレーを取り出し、左手につまんだフライに向けてシューっと一吹き。ん? あれ、これも空っぽ? スカスカいうだけなのです。この軽さからして使い切ってしまった様子。スペアも携行しておりませんでした。ここでも気落ち。

歯車が狂いだすと、反応もろくなもんじゃありません。丁寧なキャスティングを心がけても、なしのつぶて。周囲に目をやると足跡は多いし、枝に引っかかったままの釣り仕掛けも散見されます。GW中にずいぶんと人が入ったのかな。チビヤマメの姿は時折目にしますが、一様に警戒している模様です。

とぼとぼ歩いて大きめの淵に到達した矢先、5~6m先の近距離でライズ発見。いや、どう見てもサイズは小さいんだけど、チャンスには違いないっす。でも、近づき過ぎたかも? ゆっくり姿勢をかがめ、そのまま後ずさり…と、ここで石につまずいて転倒しちゃいました。何やってんだかな、もう。

静寂をやぶったからか、ライズはすぐに再発せず。こんな時は、鳴くまで待とうホトトギス。10分も待ったような気で腕時計に目をやると、ものの3分しか経過しておらず。辛抱って大変なもんです。さらに佇んでいると、先ほどの場所からちょっと上でライズリング。お、いるじゃないですか。

ワンチャンスか。ここは慎重を期すべくティペットも交換しましょ。リーダーとの結び目をカットしてと…。げ、げげげ。無い! 6~8Xのスプール3巻をホルダーで連結してベストの内側にぶら下げていたはずなのに、それが無いのです。その前にフライを木にひっかけて交換したのは確か100mほど下流。そこからのどこかで落としちゃったらしい。探しに戻っても発見できるかどうか。

あちこちのポケットをまさぐると、奇跡的に9Xの極細ティペットが出てきました。もう、これしかない。5Xのリーダーに直結するのはバランスに欠くような気もするけど、他にどうしようもないですからね。待ってろよ、ヤマメちゃん。表層に浮きっぱなしという状況じゃないけど、まだ時折、何かをついばみに出てきている様子です。

準備万端整い、いざトライ。16番の黄色系ソラックスを静かに落とします。つい力が入ってコントロールミス。場を荒らさないようにゆっくりと手元に戻して再キャストなり。おお、なかなかいいかも? でも、出ない。ならば、もう1回。いつ出るの、今でしょ!?

来たっ! 下からふっと浮いてフライを吸い込んだじゃないですか。それにビシっと合わせます。合わせました。合わせたんですが、思わず力んじゃったんでしょうか。無情にも、結果は合わせ切れ。どうやらフックとの結び目で切れちゃったようです。9Xのティペットだけが所在なげに目の前に漂っているのでした。マジかよーっ!! 力ない絶叫がその谷に響いたのは言うまでもありません。

何とか維持していたモチベーションも、ついに途切れました。今日はもうダメだ。近くの岩に座って深呼吸。近くには、比較的大きめのカゲロウがスウォーミングしています。一連の出来事を見ていたであろう彼らは、この私をあざ笑っていたのか、それとも慰めてくれていたのか…。

モンカゲロウの仲間? この日、夕方にはさらに数を増していました

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