年季の入ったゴム長靴

管理釣り場など、川の渡渉が不要な時は、もっぱらゴム長靴スタイルで通しています。川原を歩き回る時に足首やすねを保護できるし、水辺のぬかるみを気にすることもないですしね。で、そんなシーンで長年愛用しているのが「バーバリアン チーフテン」(BARBARIAN CHIEFTAIN)です。

手入れされることなく、相当くたびれた感じのバーバリアンチーフテン

バーバリアンといえば、ラグビージャージで知られるカナダの「BARBARIAN RUGBY WEAR」が頭に浮かんだりしますが、こちらはれっきとした国産ブランド。仙台市に本拠を構える弘進ゴムさんが1986年から展開している製品シリーズです。

耐性のある素材の開発だとか、27ものパーツを組み合わせる製法だとか、職人気質のしっかりした作りは、さすがの“Made in Japan”品質。加えて、ご他聞に漏れず幅広甲高な私の足形にもぴったりフィットで履きやすいのであります。

先日、小菅村の釣り大会に参加した時も、こいつで川岸に立ちました。当日はあいにくの雨模様で泥だらけになってしまったので、先の週末にお庭の散水ホースでざっと洗浄。その際、表面に細かい傷がついたり汚れが染みこんでいたりして随分とくたびれていることに気付きました。吉祥寺のL.L.Beanがオープンしたての頃(1994年?)に買った年代物なので、経年劣化はしょうがないんですけどね。

とはいえ、少しは手入れもすべきだろうとネットでメンテナンス方法などを調べていたら、意外な情報を発見しました。職人さんが国内で手作業をベースに作り上げる方法はコスト的に割に合わなくなったらしく、チーフテンは2000年代末には一時的に市場から姿を消し、製造再開となった今は中国製になっているんだとか。時代の流れで仕方ないんですかねぇ。

そんなことを知って、手持ちの品に遅ればせながら愛着が湧いてきました。普段の雑な扱いを反省。BARBARIAN(=野生の人)よろしく、荒野でガシガシ使い込むのがコンセプトなのかもしれませんが、ちょいともったいないような気も…。とりあえず、ラバーブーツ用のクリーナーとシリコーン系ツヤ出し剤を調達して、これまでの放置プレーを詫びつつ、磨きをかけなければ。

BARBARIAN(=野生の人)CHIEFTAIN(=部族の酋長)ってな意味みたいです

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