簡易スピンドルサンダーもどき

昨年末に手に入れた卓上ボール盤ごく普通に木材に穴を開けることが主要な用途ではあるのですが、他にも目論見がありました。

ランディングネットを自作している過程で、例えばグリップのサイドとかカーブを描いた箇所をサンディングすることがよくあります。これまでは、太めの丸棒や薬のガラス瓶などにサンドペーパーを巻いて、手でごしごしとやっていたのですが、作業効率があまりよくないし、精度も上がらないんですよね…。

そんな場面で活躍する専用工具としてはスピンドルサンダーってのがあります。まぁ、そこそこの値段がしますし、わざわざ買うほど使用頻度が高いとは思えないので、ボール盤のチャックに適当なツールを取り付ければ代替できるんじゃないかと考えたのです。

ホームセンターを物色すると、フラップホイールなんてのがありました。金属棒を軸として、その先端部分に、小さな四角形のサンドペーパーを何枚も放射状に束ねたような構造をしています。これでも何とかなりそうですが、研磨対象面への接し方がソフトすぎるような気がして、即決しかねます。他にも見てみましたが、これだ!ってモノが見つかりません。焦らずに、もう少し情報収集するとしましょう。

アカサカネットさんのサイトを見ていたら、「お手軽ドラムサンダー」の作り方が分かりやすく解説されておりました。そうそう、こんなのが欲しいのです。これを参考に自作するしてみようかな。ただ、サンドペーパーを両面テープで貼るのって、ちょっと面倒にも感じます。

軸付サンダーセット
軸付サンダーセット

さらにネット上をあちこち巡っていたら、オフ・コーポレイションのWeb Shopで「軸付サンダーセット」なるものを発見しました。おお、市販品もあるんですね。ドラムサイズは13/19/25/38mmの4種類。それぞれのサイズに合わせたサンディングスリーブ(#80と#120)が付属していています。──これしかない、ってことでポチっとな。数日後には自宅に配送されてきました。

過日、実際に組んでみました。38mmのドラムに#80のスリーブを装着してボール盤のチャックにセット。別途、ホールソーで45mmの穴を開けたベニアの端材を用意しておき、ドラムの位置に合わせて作業台にすれば、「なんちゃってスピンドルサンダー」の完成です。

バンブーグリップのランディングネットを作り始めたものの、竹から切り出したパーツのすり合わせ精度が甘く感じて、先に進めずにおりました。もとより、いろいろと忙しくて時間を捻出できなかったことも大きな理由ではありますが。道具も揃ったし、仕事の山も少しは越えたので、そろそろ作業を再開することにしよっと。

ボール盤に軸付きサンダーをセットしたところ
ボール盤に軸付きサンダーをセットしたところ

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