企画倒れの水中動画撮影

今シーズン、釣りの現場でやってみようと企みながら、ついぞ実現できなかったことが幾つかあります。その1つが、ランディングネットの代わりに防水対策をしたビデオカメラを水中に突っ込んで、フライを咥えた“釣果”を動画に収めようというもの。

そのまま動画としても面白いだろうし、“いい感じ”のコマを静止画として保存すれば、釣り雑誌にあるようなダイナミックな構図の1枚が得られるんじゃなかろうか…と、いつもながら想像力は逞しいのです。 続きを読む 企画倒れの水中動画撮影

前のめりを自覚した日

今シーズンのラスト釣行で日川に行った日、手にして間もないGoProで試し撮りしてみました。 シャツの上にチェストハーネスを身に付けてカメラ本体を胸部に固定。さらにフィッシングベストを着用するスタイルです。リモコン「Wi-Fiリモート」をベストのDリングにぶら下げて、そいつで録画のオン/オフをすることにしました。

ビデオ解像度の設定は、よく分からないまま「1080p/60fps」、画角は「超広角」です。別に用意しておいた偏光フィルターは、固定用の爪が現地であっさり折れたため装着しておりません。光が比較的よく回り込んでいる瀬があったので、早速スイッチオン。特に意識することなく、ごく普通に釣りを始めてみます。 続きを読む 前のめりを自覚した日

釣りとGoPro

前から気になっていたGoProを買ってみました。超小型のビデオカメラです。テレビのバラエティ番組などで、例えばバンジージャンプを試みるタレントのヘルメットに固定されていたりする、あれですね。

BMXでダートを攻める、スノボでバックカントリーを滑降する、ラフティングで激流を下る…。過激なスポーツシーンの撮影に重宝されているようですが、それだけヘビーデューティー仕様ってことは釣りの現場なんて何のことはないはず。エクストリームのような派手さはないけれど、釣りをしている最中の動画記録にはうってつけかなと。 続きを読む 釣りとGoPro

キジの尾羽の使い道

柄杓流川に釣りに行った時のこと。「入漁券販売所」の幟(のぼり)を軒先に掲げる民家に朝一番で訪ねました。出迎えてくれたご夫婦はとても親切で、おじさんがお勧めポイントや駐車スペースを案内してくれたと思えば、おばさんは「毛鉤やるんだったらこれあげるわ」とキジやヤマドリと思しき尾羽を7、8本差し出してくれたのでした。 続きを読む キジの尾羽の使い道

続・ドライかウェットか

静止画と動画。「作品」として鑑賞するなら静止画が好みです。流れ行く時間の“一瞬”を切り出した無音のそれは、見る人の想像力をかき立てたり、普段は意識することのない「止まった世界」を再認識させてくれたりします。一方、「記録」に主眼を置くなら動画に分があるでしょうか。何しろ、目と耳で感じられる事象をすべからく残しておけるのですから。

──なんて肩肘張った解釈はどうでもよく、釣行先での様子をちょこちょこと動画で撮っておくと、なかなか楽しいものです。後で見返しながら、「あー、この時は花粉症がひどくて鼻声だったんだ」「大きなニジマスの引きってやっぱり凄い!」「ここでこんなに塩コショーしたのが元凶かぁ」などと、色々な思い出話に花を咲かせることができちゃいます。 続きを読む 続・ドライかウェットか