ハンチング帽にFlipFocal

被りモノが相変わらず好きなのであります。ファッション性うんぬんよりも、釣りのシーンにおいて、ウェーディングシューズの紐や背中のランディングネットを見事にフッキングさせる腕前の持ち主としては、頭部を守る意味でも欠かせません。

一方、眼のマクロ域でのオートフォーカス機能が劣化してきた身にとって、拡大鏡(シニアレンズ?)は釣りに欠かせぬアイテムです。中でも最近のお気に入りは「FlipFocal」。帽子のツバにしっかり固定できる機構や、水平方向のレンズ幅が狭く様々な形の帽子にフィットしやすい点がグッドなのです。

そんなFlipFocalですが、ハンチング帽については、その構造上から取り付けられないという先入観を持っておりました。 続きを読む ハンチング帽にFlipFocal

玩物喪志への道?

使ってきたライン(スープラのDT3F)が傷んできたようなので、もう一端を使うべく巻き替えることにしました(せっかくのダブルテイパーラインだし…)。ついでにリールは、右手巻きから左手巻きに変更!

いざ作業を終えてみたら、新たに使うことになる部分(特に先端から3mくらい)に相当の巻き癖がついておりました。これまで引き出されることなく、スプールの中心部でぐるぐる巻きにされていたわけだから当たり前なんですけどね。コイル状になっているラインを両手でつかんで力ずくで引っ張ると……ある程度は解消されるものの、なかなか真っ直ぐにはならず。ま、そのまましばらく使っていれば、自然に直るような気もしますが。 続きを読む 玩物喪志への道?

ショートロッド雑感

先日、6フィートジャストのショートロッドを試した時のざっくりした印象を。

■キャスティング
6フィート(約183cm)といえば、自分の身長にこぶし1つ分ほど足したに過ぎない長さ。上流域の木々が茂っている小渓流でも、引っかかることをさほど気にせずに楽しめました。ロッドは短いし軽いので、つい力で振り回してしまいがちなのですが、それではなかなかうまくキャストできない…。ラインをある程度出して、その重みや張りを意識すると上手くいくみたいです。山岳渓流みたい所では、時に、ごく至近距離を狙いたいシチュエーションもあるのですが、ロッドティップからラインがほとんど出ない(リーダー&ティペットのみ、先日の例では10~12フィート)状態では、私の力量ではコントロール不可。攻め方や、キャスト法を研究せねば。 続きを読む ショートロッド雑感

イーハトーブの藪沢ロッド

先日の日川釣行。入渓したエリアは流れの上に枝が覆い被さっている所が多く、7フィート9インチのロッドではしんどいものがありました。狭いブッシュの中で悪戦苦闘し、午前中だけでも、何度フライを引っかけたことか…。未熟な腕は棚に上げ、もっと短いロッドがあればストレスが緩和されるのになぁ、という考えが頭をもたげ始めたのでありました。

こんな時ばかりは行動派。Webサイトやショップを巡り、いくつかの候補をリストアップしました。その中でも気になったのがカムパネラ(campanella)のショートロッドです。ちょうど、新宿サンスイに現物が2本(6ft 0inと、6ft 6inの2モデル)あって、手にとってみることができました。 続きを読む イーハトーブの藪沢ロッド

渓の吸血鬼、夏の3本勝負

点在する好ポイント、林道からのアクセスの良さ、これまでの釣果(苦い思い出はすぐ忘れる性格です)…。いろいろな面で、鹿留川はお気に入りの渓流の1つです。

強いて難点を挙げるとしたら、「ブユ」の密度が濃いということでしょうか。これからのシーズン、特に朝晩は猛威を振るいます。

ふと違和感を感じて目をやると、皮膚からタラ~っと少量の血が流れ出ている…。これがブユに刺された時の初期症状です。刺すと言うよりも噛み切るって感じかな。ややもすると強烈な痒みに襲われ、どんどん腫れ上がっていきます。で、その後は少なくとも1週間は腫れた状態が継続。患部は熱を持ち、周辺の関節を動かすと痛みを感じるほどで、それはそれはヒドいもんです。 続きを読む 渓の吸血鬼、夏の3本勝負

“あい”を貫くのに必要なもの

ん?フライを見切りやがった。でも、まだ同じ場所に定位してるじゃん。よ~し、今度こそ…。

こんな時は、次のフライに素早く取り替える技が欠かかせません。比較的スピーディーにフライを結べる「スピードクリンチ」については以前触れた通りなのですが、問題はティペットをフックのアイに通すという作業です。ここ数年、至近距離に焦点が合わせにくくなってきた我が両眼。悲しいかな“老眼”でありますよ。小さな穴に細い糸…一筋縄にはいかないのです。

自尊心などありません。羞恥心もありません。ここはシニアレンズ(あるいは拡大鏡)という強い味方の力を借りようではありませんか。てなわけで、ショップ等で気になるものを見つける度に、色々と入手して使って参りました。以下に雑感を。 続きを読む “あい”を貫くのに必要なもの

イクラは絶好釣。

エサ釣りと言えば、現地で新鮮な川虫を採取して使うのが良いと言われているのは知っています。理屈も理解出来ます。ひょっとしたら虫の方が良いんじゃないかと思ったことも正直あります。今年春先の釣り関連雑誌には虫の記事が目立ったような気がしています。瓶詰めのキンパクでデカいヤツを釣ったことも過去にはあります。でも、虫ってぶっちゃけ面倒じゃないですか。

そんな私はもっぱらイクラです。
針につけるのも簡単。
いつでも大抵手に入る。
現地に着いたらすぐに釣りが始められる。
そして釣りを終えた後の指先の臭いが最高!
言うこと無しです。
虫と違って季節ものじゃないから通年使えるといった利点もありますし、何より今までにそれなりの釣果は上げています。もはやイクラは絶大な信頼を寄せるに値するエサなのです。 続きを読む イクラは絶好釣。

OPINELのフォールディングナイフ。

そういえば今年はまだナイフを使っていない。
釣りの時は持っていっている折りたたみのナイフ。
みんなで釣りに行くようになって、お昼に釣った魚を食べるようになり、
当初はドングリ隊長が魚を捌いてくれていたんだけど、
それが何回も続いたもんだから(よく釣れてたもんだ)、
いつもいつも隊長にお願いしているのも申し訳ないと思って、
魚を捌く用に購入したのだ。
「錆びてたりしてないだろうな」と思って久しぶりにバッグから出してみる。
良かった。大丈夫だ。ちょっと磨いとこ。
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炎の料理の必需品

炒める、焼く、揚げる、煮る、蒸す、茹でる、燻す…。様々な調理方法をカバーする万能選手が「中華鍋」。HOOK & COOKのメンバーにとっては、釣行先でのランチタイムを堪能するのに欠かせない道具の1つです。応用範囲が広いのに、構造は至ってシンプル。少しくらい乱暴に扱ってもびくともしないし、何よりも豪快に「あおる」スタイルが野趣溢れていて、野外料理にぴったりだと思うのですよ。午前の釣りを終えた後、空き地に即席のキッチンをしつらえた我々は、まずウインナー(多くの場合はプリマハムの香薫)とシシトウを中華鍋でさっと炒めてオードブルとするのが定番となっています。

丸底は不安定で使いにくいという声もあるようですが、その形ゆえのメリットも少なくありません。例えば、 続きを読む 炎の料理の必需品

続・ドライかウェットか

静止画と動画。「作品」として鑑賞するなら静止画が好みです。流れ行く時間の“一瞬”を切り出した無音のそれは、見る人の想像力をかき立てたり、普段は意識することのない「止まった世界」を再認識させてくれたりします。一方、「記録」に主眼を置くなら動画に分があるでしょうか。何しろ、目と耳で感じられる事象をすべからく残しておけるのですから。

──なんて肩肘張った解釈はどうでもよく、釣行先での様子をちょこちょこと動画で撮っておくと、なかなか楽しいものです。後で見返しながら、「あー、この時は花粉症がひどくて鼻声だったんだ」「大きなニジマスの引きってやっぱり凄い!」「ここでこんなに塩コショーしたのが元凶かぁ」などと、色々な思い出話に花を咲かせることができちゃいます。 続きを読む 続・ドライかウェットか