腕の差を痛感した日川

3月17日、3人で日川に行ってきました。大月インターを下りて笹子トンネル方面に走っていた時は、ポカポカ陽気になるかなと考えていたものの、景徳院入り口の交差点を曲がり川沿いの道を高度を上げるに従って、周囲の空気は冷たさを増していきます。

いつもお世話になっている民宿にクルマを停めさせていただき入漁券を購入。30分ほど女将さんと話し込んで、釣り支度を整えたのは9時過ぎのことでした。まずは、その前後に散って竿を出してみるとしますか。

2時間ほど探ってみたけれど反応は冴えません。ここ何年か、少し上流で大規模な堰堤工事?をやっていて、事あるごとに土砂が流れ込んでいるみたい。雰囲気の良かった淵や瀬がことごとく埋まってしまって、魚の居着き場所が少なくなってしまったのかな。ドライフライには何事も起こらず、エサ釣り派の2人も苦戦模様です。

工事現場のさらに上に場所を変えるしかないかな…。この日は都合により野外料理の道具一式を携行してこなかったので、自分たちでは作らずに簡単に済ませることに。とりあえず、ペンションすずらんさんでランチ休憩しようということとなり上流へとクルマを走らせました。

──すずらんのお食事コーナーに伺ったところ、偶然にも知人でベテランフライマンのT氏に遭遇。近く、こちらを会場に催される釣り関連のイベントの打ち合わせに来ているとのことでした。しばし近況報告&情報交換で盛り上がりつつ、「釣り屋さん定食(ビーフカレー)」で空腹を満たしたのでした。

ペンションすずらんの「釣り屋さん定食」

さて、午後の部。ペンションのオーナー氏曰く「極小のヌカカみたいなのは出てるけど、ドライにはまだ時期尚早。沈めた方がまだ可能性はあるよ」とのこと。2日前の鹿留川ではドライでの釣りが成立したんで、この日はニンフのフライボックスを持ってきてなかったんだよなぁ。

まあ、しょうがありません。釣り人のクルマがあちこちに停まっており既に先行されいることが明白なエリアに入り、ダメモトで18−16番前後の各種ドライフライを投じてみます。手のひらサイズのチビアマゴを後方に飛ばしちゃうことが2度ほどあっただけで心躍る展開はなし。やがて先行者に追いついてしまったので脱渓です。

1kmほど下って、もう一箇所だけ入ってみたものの、すぐにルアーマンと鉢合わせて行き場を失いました。結局は、釣果にカウントできる大きさのアマゴ・イワナには巡り会えずにジ・エンドとなった次第です。厳しいのぉ。

ちなみに前出のベテランT氏の事後報告によると、90分ほどの間に3匹がドライに出て、うち2匹をフッキングさせたとのこと。やっぱり腕のある人は違います。そんな域に少しでも近づくためには、せっせと通って経験値を積むしかありません。

ドライでは厳しかった日川。もう少し季節が進んだらリベンジです

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