マーキスを新調

昨年末の仕事納めの日。職場の面々の多くは午前で切り上げ、会社が用意したケータリングフードとビールで早々に打ち上げという展開になりました。流れ解散で、14時には各自フリーの身であります。

昼間のアルコールは回りが早い…。ここは酔い覚ましを兼ねて街中を少し散歩するとしますか。ってなことで自然に?足が向いたのがハーミットさん。リールがもう一つくらい欲しいんだよなぁという思いが募っていたタイミングだったんです。

いくつか頭の中に候補がありました。OrvisのHydros SL、Waterworks LamsomのSpeedster 、そしてHardyのMarquis LWTあたりが、ここのところの気になる品々。7〜8ftの3番ロッドとのバランスが良さそうなものがあれば新調しようかな。

──15分ほど歩いて到着しました。店内に足を踏み入れて、数々のリールが陳列されているガラスケースに目をくれると…サイズはともかく、先の3製品のいずれもが並んでおりました。ロッドを試し振りしたり、ジャケットに腕を通したりしているお客さんが他にもいらしたんで、こちらも何となく楽な気持ちで品定めができます。

真っ先に目を引いたのがHydrosのシトロンなる新色のリール。ありそうで無かった、個人的には好みのカラーです。これ、いいなぁ。しかし残念ながら、この日に店頭在庫としてあったのはIIIもしくはIVというラージサイズのものだけだったので、選択肢から外れることとなりました。

次なるはSpeedsterとMarquis。モダンとクラシック、デザイン的には全く方向性が異なり、それぞれ魅力的であります。了解を得た後、実際に手に取ってノブをくるくる回したりしながら感触をチェックしてみても…どちらも良くて迷うばかりですなぁ。

Hardy Marquis LWT

一息入れて、前のめりの気持ちを落ち着かせましょう。そもそもの発端は何だったかを振り返ると、ちょっと前にOrvisのグラスロッド(7ft、#3)を手に入れ、ついでにリールも…ってな思考回路が働いたんだった。ということで、これとの相性を優先するなら、クラシカルな雰囲気のMarquisの方がマッチしそうな気がします。

「昔のMarquisと比べるとリニューアルしたこれは質感がぐっと良くなったよね」「渓に響くラチェットギアの音がまたいいんだ」「Made in Englandの刻印が心をくすぐるでしょ?」─迷い続ける私が気になったのか、常連と思しきお客さんお二人が口々に背中を押してくれます。よし、決めました。Marquisいただきます!スプール幅が狭いのでDTのラインを巻くならちょっと上のサイズがよいというアドバイスや、個人的なバランスの好みに照らして「5」をチョイスしました。

裏面はこんな感じです

お支払いを済ませた後、近くのカフェでコーヒーを飲みながら、しげしげと見直すと…ピカピカのアウトリムと、ファイスの明るめグレーとのコントラストが良い感じ。飽きにくいデザインと相まって長い付き合いとなるリールになりそうです。

OrvisのSuperfine Glassにセット

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