車載ロッドホルダー

先のエントリーで、ロッドを車に立てかける際に使うホルダーを自作した(そして今ひとつの仕上がりとなった)ことを書きました。

それとは別に、前々から何とかしたいと思っていたのが「車内」のロッドホルダーです。入渓したエリアの反応が芳しくなかったり、他の釣り人と鉢合わせしちゃったりした際には、クルマで次の候補地に向かうことになりますが、ロッドを無造作に放り込んでの移動はちと心許ない。やはり、安定的に固定したいところです。

これまではというと…愛車(ワゴンタイプ)の荷室には、釣り道具の収納などを考慮してイレクターパイプでラックを組んであり、U字型のジョイント部品で「それっぽいもの」を用意していました。ま、あくまで間に合わせ程度のもので、ホールド感はイマイチだったんですよね。

この際、それ用に作られた市販品でも検討しようかな。興味を覚えたモノとしては…

  1. アシストグリップなどを基点に天井スペースに装着するタイプ :例)INNOのロッドホルダー …  我が家のクルマはガラスルーフ仕様でせっかくの視界が妨げられるので却下
  2. ボンネットやルーフに吸盤で取り付けるタイプ:例)リチャード・ホイットレーのロッドキャリア … これは車内ではなく「車外」ですね。ロッドをむき出しで走行するのがためらわれるので却下
  3. シートのヘッドレストなどに取り付けるタイプ:例)C&F DESIGNのロッドラック … 自分の用途には、こんなのが無難で重宝するような気がします

ということで「CFA-85」を有力候補としました。フロントとリアの2つのホルダーから構成され、後者は荷室のトノカバーに装着することを想定しているようです。普段、トノカバーは取り外しているんだけど、前述の自作ラックで代替できるんじゃなかろうか。ショップで現物を見てみたかったんですが、なかなかお目にかからないので、Amazonさんに頼ることにしました。

Amazonで購入したCFA-85。すいません、写真がボケちゃってます

注文から2日後には到着。思ったよりコンパクトにパッケージングされていたそれを開封し、説明書に従って組み立てます。フロント側のホルダーは、フロントシート左右のヘッドレスト(もしくは可動部のシャフト)それぞれにベルトを装着しておき、そこにバックルで本体を取り付けるような仕組みになっています。普段使いで不要な時、ベルトはそのままで簡単に外しておけるってわけですね。

リア側のホルダーは、(1)トノカバーの布地部分を上下からマグネットで挟んで固定する、(2)トノカバーのステイ(リアシート側の基部)にベルクロテープで固定する、の2つの方法が用意されています。今回は前者の仕組みを活用することとし、自作ラックの棚板にマグネットの片方を貼り付けて、そこに磁力でピタっとくっつくようにしてみました。※そのほか、移動時にティップ部の暴れを抑えるホルダーやトップガイドを保護するカバーなども付属していました。

こんな風にロッドを固定します

実際に使ってみると…いい塩梅です。前後ホルダーの穴にロッドをはめ込むと、しっかり固定されてぐらつくようなことはありません。私のクルマの場合、後部センターシートにヘッドレストがある関係で、そのままでセットできるのは2本まで。それ以上になるとヘッドレストを外すことになりますが、まずそんなシーンはないでしょう。

で、リア側のホルダーの底部はマグネット仕様なので、当然のことながら車体にも張り付いちゃいます。つまり、これ単体で、前回のエントリーで取り上げた「竿立て」として使えるわけですね。DIYによる竿立ては、美観に損ねる仕上がりとなったことから改良バージョンを作るつもりでいましたが、CFA-85を購入した結果として、その必要もなくなってしまいました。こんなことなら、もっと早く購入するんだった。

リア側のホルダーは単体で竿立てにも使えます

ここんとこ何かと忙しくて、せいぜい4時間ほどの弾丸釣行ばかり。現地での準備の時間を少しでも節約するなら、ウェットウェーディングの出で立ちで、ロッドをスタンバイさせた状態で、家を出発するってのもありだろうか。川に到着して1分も経たずにファーストキャスト…よし、今度やってみよう。

その場に見切りをつけて積極的に移動することが釣果に結び付くことも

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